秋山白兎さんの 俳句の書写について

by おじゃら りんご

インターネットの掲示板で、白兎さんと出会ってから、久しいです。

俳句は、私も、白兎さんも愛好同士ではありますが、

長らくのご縁があり、

私も、俳句を書写することで、作画の、筆運びの鍛錬としているという事情から、白兎さんの俳句の書写をさせていただいたことがありました。

これより以前は、上手く書こう

という気持ちがありましたが、

この時からは、自分の筆跡というものをもっと、

書に出してゆこうという考えで

作り進みました。

数が多かったので、少し時間がかかったこともあり

筆跡も、最初と、最期では、少し変わってしまったと思います。

書写した作品は、スキャナで、WEB用画像として

加工してありましたので、

長らくの酷使で、スキャナの調子も悪く、

ちょっと、真っすぐじやなかったり、

心の行き届かない書ばかりではございますが、

書にして、俳句作品として残すという楽しみ方もあると考えています。

昨今、ワープロ、パソコン、スマホの時代となり、

俳句そのものが、データの中で生きて、そして、

俳人の死とともに、消えてしまうということが

多く起きていると思います。

俳句というものは、誰にでも作れますけれども、

せめて、良い俳句たけは、残ってほしいという気持ちもあります。

そのために、俳人は、俳人として、自分の俳句を、

本なり、フォトブックなり、色紙なりに直筆で書き残す。

できれば、原稿が残るような活動につなげてみて欲しいと考えています。

理由は、文学館などは、パソコン時代となり、

展示するものが、激減しているからです。笑。

展示品として、直筆の俳句や書簡を残すことは、

文芸館での展示や収蔵という道も開けます。

私の知人の画家も、突然他界し、遺族に

作品を全部捨てられていました。

仕方ありません。

できることは、生きているうちに、自分でする。

これしかないんです。

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露と消えてしまった俳句であったよ。

おじゃら句 

それでは、白兎さんの俳句の世界をお楽しみください。

快く、俳句の公開を了承してくださった白兎さんに感謝申し上げます。