しゃぼんだま あおいそら 
(ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

 

◆ 5994 ★ 鏑木清方展-3 ◆

2022.4.12.

絵の内容といえば、やっぱ、その気品だよねー。

何て美しいんだろうって思う。

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それから、着物愛。

着物の文様は、全集中。

清方の型。

みたいな。

(*゜▽゜*)ノ

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人物は顔が命。

アタシも、人物画を描くときには、顔だけは失敗しないように集中するからね。

顔がダメだと、絵全体がダメになっちゃうからね。

でもまあ、どの顔も同じ感じだからさ。

「ああ、描き慣れているな」

という安定感。

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目の特徴といえば、目を開いたときに、上瞼の下に、少し、グレーの影がはいるんだよね。

それが、絵に写されていて、「ああ、清方先生の絵だな」と思うワケなのよ。

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そして、指先の表現。

絵の全体に広がる軽やかな動き。

本当に、その動きが美しくて、日常の、幸せな瞬間が切り取られている。

という気持ちになる。

「幸せな瞬間」

ここが、物凄く大切でね。

日常には、色々な感情が混じるんだけれども、どんな感情であっても美しいという世界。

それは、やっぱり、相当に研究と努力を重ねられた結果なんだろうという事まで伝わってくるからね。

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そんでもって、作画するときには、モデルはいたのかな、とか、着物は持ってたのかなとか考えるわけよ。笑。

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パパが、毎日新聞社の創設者の一人なのか。そしたらお金は持ってただろうからね。

少なくとも、衣装を着て、清方の望むポーズをとり、指先などの写生をしたりもしたと考えるべきだよね。

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絵の多くが絹本なのは、絹が薄いので、下絵をトレースすることが容易だからと考えるべきなんだよ。

下絵は、そんなに上手く描かれていなくても、ザックリでいいわけでしょ。

髪型、視線や表情、指先や全体の構図がサラっと描いてあればね、あとは、本画に全集中でいいわけでしょ。

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着物はね、マネキンにでも着せるとか、横においておいても、ある程度の模様は描けるだろうからね。

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そうして、出来の良い絵は、背景の描写が、人物よりも、ずっと軽く描かれているんだよね。

そうすると、中心の人物画、より際立ってくる。

 

 

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