しゃぼんだま あおいそら 
(ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

 

◆ 5958 ★ 被害者だとアピールしがちな人-2 ◆

2022.4.1.

記事転載(もとの記事)

記事が長い時間の経過で、消えてしまうことがありますのでね、転載させていただいています。

遠藤司株式会社リグリットパートナーズ執行役員、皇學館大学非常勤講師

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以下、前頁の続き

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 ナルシストの特徴は、自分には何かを手にする資格があるという気持ちである。したがって、贈りものは自分が当然もらえるものだと思い込んでいる。他者から何かを受け取っても、感謝する気持ちがないのだから、お返しをしようとは思わない。だから彼らは、自分への「借り」を集めるために、他者に「投資」することを、与える行為だと考えるのである。

 したがってナルシスト=テイカーは、他者から奪っている自覚に乏しい。だからこそ、当然受け取るべき(と思い込む)ものが与えられないときには、自分は被害者だと訴えるのである。かくして唯一の対処方法は、できるだけテイカーには関わらないこととなる。自覚のないテイカーに諭しても、時間と労力の無駄であるし、ますます被害を受けることになるからだ。

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孤独な人にならないために


 ところで筆者は、どうしたら可哀そうなテイカーを救うことができるのかについて、模索してきた。答えの一端を、エモンズは示している。結論からいえば、本人が変わるしか方法はない

 重要なのは、日々のささいな事柄に感謝する習慣を身に着けることだ。

エモンズによれば、自己陶酔は「感謝範囲」と関係がある。「感謝範囲」とは、一定期間にひとりの人が感謝を感じる生活環境の数のことである。

この数が、テイカーは少ないのであるから、意識して感謝を覚えるための仕組みを、実生活の中でつくっておくとよい。例えば、感謝したことを日記に書いて読み返すことや、感謝の手紙を届けることなどが効果的である。

 また、見返りを求めず率先して他者に与える習慣も、有意義であろう。

もともと人は、他者を助ける心の働きを備えている。テイカーは、何らかの事情によってそれを失ってしまったのだから、ただ取り戻すだけでよい。自分の支援によって、誰かが喜ぶ顔をみてみよう。心の底から湧き上がるその感情は、本来の自分が備えていたものだ。

 人には、相手の努力よりも、自分の貢献のほうを強く覚えている傾向がある。これを心理学では、責任のバイアスという。つまり人は、多かれ少なかれナルシストなのだ。そのため、公平な見返りを求めていると、自分のほうが多くを受け取ることになる。他者から受けた恩恵よりも、ずっと多くを与えるとよい。そうすることで、ようやく帳尻が合うようになる。

 エモンズは、感謝とは自分が自由に選べる暮らし方だと述べている。つまり感謝は、健康や富、美醜のような条件に左右されず、人生において自分の意思で選択できる反応なのである。感謝のプロセスを通して、かつては当然と思われていたことが、特別なものに見えるようになることを、希少性の法則という。まさしく「有難い」とは、あることが難しいことなのである。

 キケロの言葉で締めよう。「感謝は最大の美徳のみならず、すべての美徳の両親である」。幸せな人生を歩むためには、感謝の気持ちから始めることである。

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転載以上

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まあね、だとしてもさ、見返りを求めないって、スゴク難しい事だよね。

逆に、人に期待しないまでに、自分の精神が成長すればさ、生きるのが楽になるんだけれどもね。

アタシは、結構、見返りは期待しない方だと思うけど、人に御礼もしないかな。

感謝はするし、最低限の礼儀みたいなものは、あるとは思ってるけれども、常識的な範囲を考えれば低い方かもな。汗。

というか、生きていると、私の事を助けてくれる人ばかりだよ。

その事に本当に感謝しています。

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親切というのは、なんか、ぐるぐると、社会を循環しているという気持ちなんだよね。

だから、自分が誰かに親切にすれば、その人は、(通りすがりという人も沢山いるので)また、別な人に親切にするだろうし、そういう連鎖が産まれて、結局、私が親切にすることで、親切の輪が産まれて、いつかまた、別な人から、また自分に戻ってきている。みたいなね。

良い連鎖が、ぐるぐると、自分の周りを回っているんだよね。

とくに、仏教の教えである、「見返りを求めない善行」という事には、本当に意味があると感じているし、極楽に行くために、せっせと、徳を積む毎日。

私の場合、絵を描けば、それは禅の修行でもあるしね。

日々精進。

合掌

(*゜▽゜*)ノ

 

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