しゃぼんだま あおいそら 
(ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

 

◆ 5948 ★ 月岡芳年 ◆

2022.3.31.

浮世絵の近代化。

これは、時代もあったと思う。

明治時代になり、鎖国も解除され、西洋画が日本にどっと流入してきて、新しい表現方法に初めて触れたという衝撃は、相当なものだったろうと思うし。

浮世絵とか日本画の人は、皆、そういった新しい絵画に、マーケットが奪われてしまうのではないかという危機感もあった。

**********

それで、芳年が、西洋の躍動感に溢れた(更に血みどろの)表現を開発したというのは時代なんだろうと思えて仕方がない。

*********

ベルニーニの彫刻と、ミケランジェロの彫刻、並べて眺めると、アタシは最初、躍動感が極まった、ベルニーニの美しい表現の方が、芸術性が高いと感じていたけれども、美術品を長い間見て歩く間に、ミケランジェロの、静やかな動きの中の極まった瞬間表現のような世界に、より、高い芸術性を感じるようになった。

*********

ベルニーニは、(多分、イタリア旅行のときに、見ているとは思うが、気が付かなかったためスルー)、いつか見たい。

ミケランジェロのピエタ像は、バチカンをウロウロしていたときに通りかかり、ヨーロッパの芸術表現は、日本とこんなに違うのか。日本は、遅れていると、思ったんだよね。笑。

(*゜▽゜*)ノ

そうではなくて、ミケランジェロだけがスゴイというのが、今は解る。

それでも、あの作品を、まだ、私が芸術を目指していない時代に見た事には感謝している。

美意識というのは、絵を見るごとに変わってゆくものだし、見れば見るほど、審美眼も磨かれてゆくのである。

 

#おじゃらのブログ  #アート創作日記 #index #新作ART

#ojara #おじゃら #しゃぼんだまあおいそら 

#Art_works #kitasenju #art_diary 

1998- #Rica's_Bar WEB SITE & Since 2003-#Atelier_Ojara.

Copyright (C) 2020 All Rights Reserved by #Rica_Ojara_Manzana.

#おじゃら_りんご official website

無断転載禁止

-------