しゃぼんだま あおいそら 
(ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆ 5612 ★ 赤楽茶碗 ◆

2022.2.21.

 

赤楽茶碗

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信長が本能寺で没するまでは、茶道具は、唐物を中心とした華やかな舶来ものを用していた。

信長没後、利休はすぐに、秀吉に接近し、茶道仕立てなおしを図る。

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楽長次郎の赤楽茶碗。

利休は、茶を飲むためだけの目的で、長次郎に茶碗制作を依頼する。

楽家の庭に出土する、赤い土などを利用して、低温で一つ一つ醸成してゆく。

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ここ(赤楽茶碗)に至って初めて日本の茶の湯のためにできた「茶わん」というものが一から創造され、完成したわけですから、【道具あってのお茶】から、【お茶あっての道具】になったという、一つの分岐点に位置する「お茶碗」とも言えるわけです。

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赤楽茶碗にお湯を入れます。

そうすると、厚手なこともあって熱伝導が非常にゆっくりとやさしく伝わる

だから、手に持ってもそれほど熱くない。

人肌に包まれることによって、身体と同化する。

赤楽茶碗でお茶を飲んでいてもまるで手で直接お茶をすくって飲んでいるような

つまり、限りなく器の存在が無にかえる、主張しない。

それが400年経ってもなお、その価値観というのが有効に機能していて、

ある部分ではその時代の唐物をしのぐ価値観と生命力を持ってしまったのではないかと思うのです。

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by武者小路家茶人様

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国宝 待庵(たいあん)

僅か二畳、極めて小さな空間に、客と主が茶を介してコミニュケーションを図った。

茶の湯は、秀吉にも認められ、一般に広く普及するようになっていった。

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私の赤楽茶碗(たぶん、京焼とか、有名ちゃをんの複製の類と思われる)は、大破後にご縁があったとしか言いようがない。

でもまあ、(ボンドで)上手に継いであって、しかも、それは随分前の話のようで、アタシの下手クソな金継により、何度も金箔を塗られている。笑。

はー。

まあ、金継しなくても使えるんだけどさ、流石に人様にはこれで出せないよね。

かといって、捨てるほどでもない。

うん。

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金継は、人に頼むと、エラい高いらしいからね。

自分でするに限るよ。

(*゜▽゜*)ノ

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