しゃぼんだま あおいそら 
(ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆ 5788 ★ 篠田桃紅様 ◆

2022.2.14.

「母というものにもならないし、妻というものにもならないし、そういう生き方を避けたというところが私ですよ。それが私ですよ。

だから、私の作るものも非現実なんですよ

非常に儚いものかも

ふわーんと浮いているようなこの世に、浮遊物みたいなものかも」

by 102才

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テレビ画面に、画室の風景が少し映る。

結構狭いんだね。

笑。

というか、道具に溢れているため、だんだん狭くなってしまったという感じ。

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若いころはキレイだったよなー。

(もちろん、常に美しい方ですけど、中年時代は、厳しさや険しさの方が美しさに勝るという表情)

明治大正昭和平成。

と生きた107年。

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自著【これでおしまい】最初のページ

「人は結局孤独。一人。

人にわかってもらおうなんて甘えん坊はダメ。

誰もわかりっこない。」

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まあ、そのことには同意。笑。

その事に気が付いたわけだから、あとは、「皆孤独だけれども、それを知った、誰かと一緒に歩む」という道を選ぶことも容易だったとは思うけれどもね。

考えを変えるチャンスが無かったんだろうという内心。

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「女の人が一人で生きていたらかわいそうだなんてとんでもないわよ。

日本の男の人って、本当に自惚れていると思った。」

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最初に銀座で開いた個展は酷評される。

「書は、想像ではなくアレンジです。

たとえば、三本のたての線で書く「川」という字を四本や五本にしてはいけないんです。

だけど私は、好きな数だけ好きなように書きたいという欲求があるから、決まり事の中にはいられなかった。」

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読めないけれども美しく。

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まあ、書道の自由さとして、文字から解放されるかどうかは、大きいポイントだと思っている。

イラストレーターの善養寺さんが来た時に、アタシは書を作っていて、そのあと、二人で書を書いたときがあったんだけど、善養寺さんは、山という文字を縦四本にして作られて、ああ、才能というのは、こういう事だと思ったことがあった。

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もう、数枚書くだけで、自由度を手に入れられていた。

アタシの指導の結果だわー。笑。

「川なら、線三本でないと許さない」

といった、書道界のアタマの硬さにも驚くけれども、超上級の人は、そんなことは言わないと思う。

臨書に傾倒して、考える事も、人の作品から学ぶこともしないで何十年も時間を過ごすと、そうなってしまうのかなと、哀しくなることすらある。

書は、もっと自由でいい。

 

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