しゃぼんだま あおいそら
(ブログ by 芸術家 おじゃら りんご) |
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◆ 5676 ★ 更衣室の掃除 ◆ |
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2021.12.8.
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以前のバイト先での話。 私は、勤務終了後、ほぼ毎日、更衣室に掃除機をかけてから帰宅するのを日課にしていた。 当然に、ボランティアであるが、自ら進んでしていた活動である。 仏教徒なので、一日一善を心がけていることもある。 もう一つ、更衣室が汚いと、キッチンにホコリとか、コロナを持ち込んでしまうかもしれないので、それを避けるためでもある。 ********** ある日、社員の人に、「(掃除をしてくれるのは)大変ありがたいんですけれども、勤務時間外に働かないでください。暇な時間帯に、他のスタッフの人がやりますから」 と注意されてしまった。 あはは。
人間の感情というのは、多岐にわたる。 その人は、小さい不正も絶対に許さないような幼稚な精神構造の人で、いつも機嫌が悪かった。 更衣室の掃除というのは、彼女にとっては、残業であり、勤務時間内にすべき業務という厳密なルールがあるのだと類推できる。 悪意は無いが、労働基準は厳格に守らないと犯罪だという考えを持つ人だったのだと思う。 私は、ああ、行き過ぎた正義感を持っているから、この人も、躁うつ病か、その予備軍かもしれないな。 と観察をしながら就労するのも普通である。 ********** 予備軍とアタシがチェックしている人のほとんどは、会話がほとんど成り立たないとか、他の人と激しく揉めているとか、厨房の機器などを大きい音を立てて、自分の感情をぶつけるなどの行動も共通している。 ある日、この人は、会社を退社していて、私はそのことを知らなかったし、お別れの挨拶も無かったので、少し驚いた。 *********** 以前、私の所に来ていた精神障害の人たちは、全員、極端に幼稚な道徳観を大人になっても持ち続けているような所がある。 それで、自分の理想とする社会と、現実が少し異なっただけでも、理想を声高らかに周知させ、良い会社でなければ許さない。というような活動を続けるのである。 例えば、10円拾っても交番に届けるとか、全く車の通らない道路の信号でも無視しないとか、そういう精神性を思い浮かべて貰えば良い。 まあね。 それはそれで立派なんだけれどもね。 間違ってはいないが、幼稚すぎる。 ********* 社会活動に参加するということは、そういう、子供じみた道徳観を黙殺して、前に進まなければならないことも多いのだ。 ******** 仕事を遂行するときには、自分の思い通りには行かない。 結局現実は、理想とは違うという時に、自分の感情が折り合わず(現実を受け入れることができないという理由から)、病気が発病するのも普通である。 要するに、社会適応能力の欠如や、社会経験値不足、知力の不足から来る【現実】という醜い姿を見て見ぬふりができず、病気になってしまうというパターンである。 醜い姿というか、まあ、折り合う能力の欠如とも言えるんだよね。 「とりあえず、様子を見よう」 とか、 「色々な考え方があるから、保留」 というように、行き過ぎた発言を声高に叫ぶ前に、一度落ち着くと、事態はそんなにこじれないんだけどさ。笑。 悪意がないというのが最大の難なんだよね。正義に満ちているからね。 はー。 ********** キッチン業務のように、そんなに経済活動に関わらない業務であれば、どうということもないんだけれども、それが、お金に関わる業務も伴う場合には、(発病すると)必ず、損害も伴うのが普通で、そういうときには、見逃すこともできないので、上司に相談するようにしている。 例えば、(その人の激高や支配欲、行き過ぎた正義感などが原因で)バイトが何人も辞めてしまう。とか、売り上げが極端(前年の半分以下とか)に下がってしまう。お客様からの苦情が絶えない、出来上がった料理が不味い。 などという結果も、会社に損害を与えているのと同じ話のため、あまりにもヒドイなという時には、上司に相談するようにしている。 そうでない人は、病気かも、、、、と気付いても、私の心の中にそっとしまっておいている。 理由は、精神病の可能性があると、社会的立場が弱くなり、ちょっとの事情で解雇されたりすことがあるからである。 少しぐらいおかしくても、期待されている就労時間に勤務できて、つつがなく毎日生きているウチは、知識がある者は、大げさに騒ぐ必要はない。 ********* 学校では、「妄想・幻覚・幻聴」がある場合には、専門医にすぐに相談に行かせるべき。 あとの人は、様子を見よ。 と教えて頂いた。 この教えは、とても役に立っている。 |
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