しゃぼんだま　あおいそら　
（ブログ　ｂｙ　芸術家　おじゃら　りんご）

◆　5670　★　篁牛人(たけむらぎゅうじん)　◆

2021.12.8.

60代になり、ようやくパトロンが出現。

思う画材で、思うような絵を描いてください。そのためには、いかなる準備をします。

という応援者の出現により、牛人は、越前麻紙に、大きな水墨画を描く。

美しい。

漲るエネルギー。独自のフォルム。

作家の作品として申し分がない。

牛人は、

こんな大きな絵を不自由なく描いたのは初めてであり、念願であったといって瞼がゆるんだのだそう。

解るー。

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晩年は、一升瓶を抱えたまま脳卒中で倒れ、十年余り寝たきりの生活を終え他界。

長らくの大酒が原因。

昭和五十三年８３才で他界。

遺族は250点を富山市に寄贈。

平成元年、そのコレクションを元に、牛人美術館が会館。

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このストーリーを聞くだけで、牛人は画家としては成功者だろうと思える。

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東京に巡回するのはこれが初めて。

大倉集古館

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まあ、病気になるのは自業自得。

一升瓶を抱えて脳卒中になるなんて、幸せな生涯と思える。

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息子さんの言葉

「家庭生活の営みを知らずエゴイズムを丸出しにして一つのことに賭け、それを押し通した男に私は、羨望と口惜しさで一杯になるのでございます。

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父親の図録に記した言葉とはいえ、何て丁寧な言葉遣いなんだろうと思う。

親は放浪貧乏画家でも、子というのは、立派に育つもんなんだね。

母が偉大。笑。(*゜▽゜*)ノ

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アタシも、デカイ絵を描きたいな。

パトロン、出てこないかな。笑。

(*゜▽゜*)ノ

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