しゃぼんだま あおいそら 
(ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆ 5615 ★ 美術館 ◆

2021.11.5.

さくら郷

美術館から、庭園美術館へ。

ゆったりとした、良いお天気で、鑑賞後、お庭でマッタリ木工浴。

幸せな時間が流れる。

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アート愛好をしていて、美しい物を愛で、その美しさの理解に及び、それが、本当に、深い意味での幸せだなと感じる事は多い。

リア充〜 (*゜▽゜*)ノ

美術館に行く度に美意識というものも進化し、より、細かい場所にまで心が行き届くようになる。

作家であれば、そういった、一辺一辺が、その人の絵に影響を与え、絵の力を引き出すことになるのである。

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美意識だけではない。

例えば、作品の将来について、どういう状態が最善なのかを考えれば、作品は売るべきではない。キッパリ。

岡本太郎さん、敏子さんも、「絵は売ると、社会から消えてしまう。(企業や収集家が倉庫に保管してしまい、表にでてこなくなってしまう)だから、作品は販売しない。」と話していた。

税金対策とか、そういう類の、大きな金額が動くことが伴う可能性もあるからね。

ちゃんとした資産(動産)の一部って話になると、結構、手続きが大変ってことなのかもしれないな。高額の場合に限るけどさ。

絵は、売れば良いということでもない。ということも学んできた。

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先日、知り合いのギャラリーから連絡が入り、何でも、数年前に他界された彫刻家さんの作品展なんだそう。

かれの遺言により、作品は売らないという意志があったらしいのだが、家族も膨大な作品を持ちきれず、約3000枚あった素描や、小さい彫刻などは、そのギャラリーで継承の意志のあるコレクターさんなんかに特別に頒布るするという内容だった。

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複雑な気持ちになった。

絵の本質的な話の筋としては、やはり、絵というのは、残らなければならない。

優れた作品であれば、それは、必ず残る。

作品が優れていれば、必ず、応援してくれる人が現れ、そうして、良い人の手から手へ流れて、長い時間、良い状態で生き続ける。

それが、芸術の本質である。

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なので、それ以外ということであれば、絵が悪かった。

という一点である。

絵は、大切にしてくれる人が一人いればよいわけで、

例えば、ゴッホは、クレラ―・ミュラーさんと、ご遺族の二つの道が、ほぼ全てを現在に至るまで持ち続けてくれているのである。

作品の数や、サイズにもよるけれども、どの作品も、大切にしてくれる人が持ってくれるという道に進める事を祈っている。

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