しゃぼんだま あおいそら 
(ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆ 5615 ★ 正倉院の筆 ◆

2021.11.5.

8世紀に作られた日本最古の筆をレントゲン撮影。(*゜▽゜*)ノ

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長さ19.6 太さ2センチ。

軸には【まだら模様の竹】筆の尾の部分は象牙の彫刻が。

筆先には、竹のキャップもある。

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筆先は、短くずんぐりとしている。

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有芯筆と呼ばれ、日本で唯一、この品物を作っていらっしゃる職人・藤野雲平さん

 

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正倉院の筆の筆先は、紙(筆の内側に撒かれている)と兎の毛で作られた筆。

雲平さんは、ここまで太いものは作ることが無い。だいたい、10-12ミリの持ちやすい筆を作ることが多い。

と語る。

雲平さんが作るのは、内側に巻かれている紙が一重だが、正倉院の紙は三重巻き。

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レントゲン写真から有芯筆を正確に再現。描き心地を試してみる。

反動をつけて書くことができるので、非常に、自分のリズムに合わせて書ける筆。

細い線、細い線で書き、太い線をドンと書ける。また、筆が浮かび上がってくるので、連続性を作りやすい。

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柔らかいのは、先っぽ2-3ミリだけ。

筆の内側に三重に巻いてある和紙に墨が多く含まれるため、墨を足さなくても、細い文字を一行ぐらいは書けたと類推できる。

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なるほどー。(*゜▽゜*)ノ

そうだよねー。

世の中には、沢山筆があるけれども、文字を大量に書く人程、文字がちゃんと書けるように工夫したということは理解できる。

日本語は難しいからね。特に、昔は漢字しか無かったから。

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アタシも、筆に墨を付けると、描画がそこで頻繁に中断して、イラっとすることは気になっていたんだよね。

テレビに出演されていた文筆業の方も、万年筆のインクが切れるとイラっとするって話されていた。

万年筆は、それだって、(墨と硯よりかは)相当に書けるよね。笑。

万年筆に墨汁って入れられるのかな。笑。

やってみよーっと。

 

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