しゃぼんだま　あおいそら
（ブログ　ｂｙ　芸術家　おじゃら　りんご）

◆ 5513 ★ 決定事項　◆

2021.8.28.

昼食は、結局、キャベツとキュウリの酢がけサラダ、

冷凍庫で幅をきかせていた鯖の干物、

昨日の残りのポテサラ、

枝豆ご飯、ひきわり納豆。

ワカメとばん葱をパラリと乗せた麺つゆのスープ。

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鯖以外油分ゼロという食事。

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食事タイム＝美術鑑賞タイム。

今日は、横山大観先生。

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瀟湘八景

何百年も前から描き継がれてきた古典的な画題。

この８枚の絵を、漱石が絶賛。

「この八景は、明治の画家　横山大観に特有な八景だという感じがでてくる。

一言でいうと、君の絵には、気の利いた様な、間の抜けた様な趣きがあって、大変に巧みな手際を見せると同時に、変に無粋な無頓着なところも具へている。」

漱石は、この絵に大観の個性を見出した。中国古典の焼き直しではない、オリジナリティを描ききった。

この絵までは、極貧の中、妻子を亡くすなど苦労の多かった大観は、この絵で、画家として、やっと光が差したのである。

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生々流転

徳川家から譲り受けた特別な墨で描かれた巻物。

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水墨の濃淡の表現は、秀逸だよねー。

画面の中の豊富な表現に引き込まれる。

生々流転では、一年の経過の様子、そして、一日の経過の様子、水の流れが描かれている。

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大観は、線を捨てて面だけで描画した。

本当に、湿度というか、空気感が、墨の濃淡だけで巧みに描かれていて、霧煙る朝に、水流の音や、鳥の鳴き声まで聞こえてくるようだ。

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