しゃぼんだま あおいそら |
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◆◆ 5030 ★ 棟方志功先生 ◆◆ |
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2021.1.27.
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日本自らが産んだ芸術家。 棟方の作品は、ほとんど、西洋に影響されていない。それほど、独自のものなのだ。 ****** 茶室に掛ける12枚の絵。 茶室には相応しくないと思える真っ白な裸婦を棟方は加えている。 へー、 茶掛けも作っていたんだよねー。そうだよねー。作るよね。 禅画などではないところが、流石棟方先生。 常識とか、定説とか、全く関知せず。 それでよい。 ********* 裏彩色のカラー版画のあの色彩感覚。 ホント美しい。 サラサラと塗っているだけなのに。 「私は、どうしたら美しいものが見れるようになれるのか?とよく聞かれることがある。別に秘密はない。 はじめて、今見る思いで見る事である、初心な心で受け取る事である。 これで、物は鮮やかに目の鏡に映る。心歌の板絵。病中の僕をどんなに喜ばせたか分からない。 作品としても、今までのより、更に深まったように感じる。君の柵で、今度のほど静かな連作はない。」 ほとばしるような棟方の版画が、柳の晩年、その、前に出過ぎる力が抑えられて、より、作品のまとまりが昇華されたというところに気づいて、それを棟方に伝える柳の優しさが素晴らしい。 棟方も素直に、柳の審美眼に支えられ、画業そのものを続けた画家だったと思う。 絵を学んだことの無い棟方にとっては、柳の審美眼だけが、自分の才を引き出してくれる目でもあった。 |
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