しゃぼんだま あおいそら
( ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆◆ 5026 ★ 横山操先生-3 ◆◆

2021.1.24.

横山は、その後水墨画へと進む。

「僕自身が生きて来た証が、水墨だろうと思う。色だとか形、線だとか、光だとか、影だとか、に囚われず、

もっと俺自身の心の本質を、スパーっと、白と黒の表現に起きたい。」

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瀟湘八景に挑む。

中国の洞庭湖付近を8つの情景として描く。

水墨画ならではの静筆な絵。

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美しい。(*゜▽゜*)ノ。

湖面も空も一つになり、しらじらとした情景が広がる。

これが、空気感。

湿度や、情景の置かれた音すらも聞こえる。

この空気を捉えることができたか否か。

それが、画業の評価を大きく替えてしまう。というのが、最近の研究の結果である。

そして、その空気感が、絵を見て解るようになったことは喜ばしい。

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たらし込み技法

ドーサをひいた和紙に、まず、薄墨でたっぷりと水を乗せ、

今度は濃い墨を置いて、筆で、墨の行く先を多少動かしながら、濃淡をつけてゆく。

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うわー。水墨画先生の硯、でかいー。

ペインティングナイフを利用して、乾きかけた水墨画の表面をハツリながら、白い紙の部分を出してゆく。

おおっ。勉強になる。

不思議な遠近感や、絵の厚みが表現できる。

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凄いな。横山先生に対するリスペクトがスゴイ。(*゜▽゜*)ノ

そうだよね。

若い頃に、成功した画家が、横山先生ということになり、そこが、起点なわけだもんね。影響を受けないことは難しい。

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昭和46年、50代で脳卒中で倒れ、右半身不随となる。

長く困難なリハビリの後、左手で、画業を再開。

【他人に対抗し、自分自身にも反抗し、あらゆる材料をひっさげた、孤独な旅人。

そんな心が、私に絵を描かせる。

私は今、過去の作品を振り返るとき、作品の一つ一つが、絵具代の無かった時代、酒を飲みすぎた時代、徹夜を繰り返した時代を想起させる。これらの不毛を脱出する帰り道はない。

何故なら、現実は、地獄に落ちているも同然だと悟ることから始めなければならないからである。】

 

左手で描いた絵。

おおっ。素晴らしい。汗。

右手より良くなっている。

昭和48年、再び脳卒中が襲い他界。享年53歳。

【悔しいよ。】

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くーー。(*´Д`) 辛い人生ー。

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まあ、水墨画は、場所が確保できたら作りたいけどな。

今はムリ。

水彩画でもこの有様。汗。(*´Д`)

まだ、絵具を5本ぐらいしか使ってないよ。

12本使うと、どんだけ描けるんだろう。汗。

 

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