しゃぼんだま あおいそら
(ブログ by 芸術家 おじゃら りんご) |
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◆ 4867 ★ 球子先生と彌生先生 ◆ |
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2020.11.28.
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アートのマーケットの研究をしていて、ずっと謎が解けなかったのが、絵の値段の構造についてであった。 例えば、熊谷守一とか、片岡球子、平山郁夫など、日本では高い作家先生でも、外国での扱いが皆無ということも起きている。 ********** 草間先生や、ムラカミタカシさん、奈良さん、レオナールフジタなんかは、外国のオークションなんかで、どんどん値段が上がっている。(たぶん、ほとんどは日本人が買ってるんだと類推してるんだけどさ。笑。) この違いは何か。 ********** この構図について、理解できない時期が長かった。(研究が続いていたということになる) ある日、ハリウッド映画と、邦画の違いに似ているなと閃いて、謎は解決したということになる。 ********** 絵というのは、個人の才能に起因する有限商品だからね。 ルーベンスや、ラファエロみたいに、大工房でも持たない限りは、個人が、そんなに沢山の絵を作れたりはしない。 ********** 要するに、個人でボチボチ作れる作家の中でも、極端に大量に作れる作家しか、巨匠にはなれないのである。 例えば、ピカソは、油彩が8万枚とか12万枚と言われているし、クレーや、ミロだって、相当作っていると思われる。 ********** ということは、巨匠を目指すのであれば、まず、描くペースを上げて、短時間で、それなりに完成させるというテクニックが必至となる。 そのために、素描の力を上げておかなければならないのだ。 何か描けば、一発で絵が決まる。 という域である。 私は、そこを目指して、日々のドローイングとか、抽象画、大量の書道(俳句の書写)なんかを繰り返してきた。 一度で作った絵が売れるぐらいまで、クオリティを上げると、何を描いても芸術作品になるわけでね。売れるようになると、儲かるもんね。笑。 |
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