しゃぼんだま　あおいそら　
（ブログ　ｂｙ　芸術家　おじゃら　りんご）

◆　4860　★　十牛図-2　◆

2020.11.25.

十牛図については、見たことがあるような気持ちではあるが、詳しくは理解できていなかった。

という範囲。

今、私の中では、禅ブームなので、丁度良い。

頼まれている絵を作りつつの、この絵のテーマとか、ストーリーなども学んだりする。

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探すべきもの(悟り)を、牛に例えて、どのような修行をするべきなのかという指南書の、絵本のような役割。

そういった絵を賀状にしようとして、絵が、大津絵のように経年の複製に次ぐ複製で、本来の造形が、単調化され過ぎているという点。

大事なことは、伝わることだよね。

この、十牛図は、有名な画題のため、大量の写しが存在するんだけれども、小さいスペースに10枚の絵を配するため、結構難しいことが理解できた。

主人公の小僧がカワイイ。笑。

そうして、日本で広がったのにもかかわらず、中国風の小僧の装束とか、髪型を見て、何故、日本風の絵に進化しなかったのか、それとも、唐風の方が、人気という事情なのか気になった。

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大津絵にしても、十牛図にしても、経年の複製複製で、絵が大きく崩れても、誰も何とも思わないという、時代のおおらかさが、笑えた。

庶民には、ホンモノを見るチャンスなどがないから、上手い絵と比較できないんだろうと思う。

神社がプリントしていたお札みたいな仏像も、結構雑っちゃ雑だしね。

これはこれで、ある種の文化なんだろうと思ったり。

値段もピンキリで、安い品や、素人が模した作品なんかも、売られたりしてたのかもしれないと思ったり。笑。

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