しゃぼんだま　あおいそら　
（ブログ　ｂｙ　芸術家　おじゃら　りんご）

◆　4836　★　抽象画の話-3　◆

2020.11.17.

でもまあ、抽象画というのは、ぼんやりしていると出来ている類で、何とも言えないなー。

創ろうという意思がないからね。

花の絵とか、裸婦の絵とかね、

そういうのは、なるべく、その人に近くなり、かつ、美しく作らないとという、作為が働くじゃんか。

ところが、抽象画となると、そういうわけでもないんだよね。

セットで買った絵具なんかは、普段使わない色だけ残る。

そんで、その、好きでは無い色と、好きでは無い色を使って、消化試合と呼ばれる、創作時間が発生するわけなんだよね。

アタシ的には、本意ではないが、もらった紙にでも描くか。

とかいう精神状態。笑。

和紙に描こうと何度も試みるけれども、どうしても、墨の粘土が高すぎて、乾燥させるのが難しくて、仕方なく、画用紙に描いてるんだけどね。

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最近は、版画とかも貰う。

今、ギャラリーの画室には、芍薬のリトグラフが掛かっていて、アタシは、時々、その絵を眺めて考える。

この芍薬の絵は、結構高い額に入っていて、コンディションも良い。

花器も古九谷かなんかの赤い瓢箪型のトックリで、よく描けている。

でも、捨てられてしまったわけで、持ち主を転々として、結局、アタシのところに来たのである。

そうして、感動的な話が一ミリも感じられないその絵を見て、自分の絵がどうならなければならないのかを、時々考える時間にしている。

哲学的でスマン。

ハンコ屋のお兄さんは、古道具市のマニアで、そういう所から、一山いくらで仕入れたそんな絵なんかを、アタシのくれることがある。

アタシは、良い紙に描かれている絵なので、絵の上から絵を描いたりもする。

アルシュだからね。笑。

こうなると、もう、コラボだよ。（下の絵は、一部を残すこともありますけど、完全に違う作品になってしまうことが多いです。汗。）

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