しゃぼんだま あおいそら 
(ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆ 4830 ★ 絵の品格 ◆

2020.11.16.

どこぞの安い読み物みたいなタイトルだけど。笑。

あの本は、ひどかったよ。(半ページほど、立ち読みしただけだけど、ムリだった。)

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品というのは、持とうとして持てる物ではない。

というのは、最近理解できた。

自転車盗難数日本一 代表区の足立区で、下町北千住に生まれ育ったワケで、産まれたときから、品のかけらもないという人生だ。(これは、私の家族類がという話です)

それは、ある種の文化や、習慣、住環境、家族構成なので、今更品格を持てるはずも無い。

ウチのオバサンに、その話をしたら、「下町の貧乏育ちなんだから、品なんて、ある訳が無いでしょ」キッパリ。

という感想。あはは。流石我が叔母。

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正直、「寅さん節」とか、あのような会話も普通で、何の疑問も抱かないという人生だったという世界。

この前、久しぶりに「寅さん」を見て、品が無いと思ってしまった自分にも驚いた。

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私は、会社に入って、初めて、ズケズケモノを言わない社会が存在することを知り、衝撃を受けた。

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今まで生活してきた親類やご近所との会話とかはね、社会生活とは、全く関係ない場所に存在していたということに、「
品について」気付く日が来たことは喜ばしい。

それであっても、まあ、人様に迷惑かけないように、真面目に、一生懸命生きて来た。勉強もパソコンも、頑張った。

最近大切に思っていることは、自分にはどんなに関係がなくても、「その人が大切にしていること」を否定しないことだよ。

相手と全く折り合わないことというのは、生きていると沢山あるんだよね。

そういう部分で、ネットなどでモメごとを繰り返している時間がムダだしさ。

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振り返って、こんなに品の無い人生で、品のある絵など、描けるはずもないよなとか思いつつ。笑。

球子先生の絵が「ゲテモノ」だと言われながらも、画家先生方に愛され、応援され、世に出た、という話を思い出す。

絵の品について考えても、自分に描く資質がなければ、出来る日は来ないよな。

この辺りは、現実的に、自分に描ける絵を伸ばすしかないという気持ちになる。

でもまあ、品が無い絵というのは、もう見たくないんだよね。よく見る前に、すぐに絵の前を離れちゃうよ。汗。

もしくは、痛い絵とかね、汚い絵、悲惨な風景とか。

そんな現実的な、辛い絵を見る必要がないもんね。

ハッピーな気持ちになれて、にこにこできる絵じゃなきゃさ、大衆に愛されないよ。結局、芸術というのは、大衆が作る者だ。という話だよ。

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これは、2年ぐらい前に描いた日本画の絵具の抽象画。

あんまり、アタシに向いて無いんだろうね。

フナオカちゃんに描いた絵の方が、数百倍良い。

どちらにも品は無いため、残念で仕方がない。現実を客観的に評価できる審美眼が持てた事はヨカッタと思う。

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