しゃぼんだま　あおいそら　（ブログ　ｂｙ　芸術家　おじゃら　りんご）

◆◆◆　4815　★　円相　◆◆◆

2020.11.13.

What for.

何のために、絵を描くのか。

もちろん、答えは、

「お金のため」ではない。

絵というのは、精神的なものなので、売るために描くという方針は、たぶん、一番下に来る。

そういう、精神の成長というのが、絵にでるんだよね。

それが絵の、一番怖いところなんだろうと思う。

miroも、絵は、魂だと言っている。

禅画もそう。

禅の精神性が、円の中に存在しなければ、それは、メモ書きのようなものである。

一番大切なことは、禅者の禅への思いが、円に現れていることなのだ。

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買う方は、欲しいから買うわけで、何を欲しがっているのかは、コレクターによって違う。

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もう、十何年以上前の話だけれども、この、What forについての話があった(のを日記に記録していて、それを読み返した)。

私は、「What forについて考えること」を長らく保留していたということになり、日記を読み返し、久しぶりに思い出したということになる。

【まるさんかくしかくりんご】をスタートしたのは2018年の正月だったと思う。

ギャラリーを引っ越していて、自宅のＡＲＴスペースで、絵を描き始めなくてはと思い立ち、強い思いで作り進んだ時だった。

そうして、【まるさんかくしかく】を大量に描いている時に、これを林檎にしたらどうかという流れが起きて、作品が大量にできた。

大量に頂いたメモ用紙に、墨書きだったため、絵はあっという間に増え続けた。笑。紙はまだある。

でも、2年前のこの時には、円相についての知識が不足していた。

2年経ち、一行物、すなわち、禅語を書写しようという段階に進み、そのときに購入した本を読んだことにより、開眼したということになる。

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私は、乾燥したりんごたちを整理する作業を、【リンゴの箱詰め作業】と呼んでいる。

この、乾燥用の網（ブルーっぽい、網の敷物）が無くなると、もう夜になっていて、昼頃ギャラリーに移動して、また、出来たりんごを箱詰めして、新しい円相を作り続けるという昨今。汗。

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