しゃぼんだま あおいそら
(ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆◆◆ 4782 ★ 大観先生の寒山 ◆◆◆

2020.11.2.

この前、足立美術館の収蔵作品かな、大観先生の、寒山の絵を(ネットで)拝見。

今までにも何度も見たことがある絵で、

この絵を何故描いたのかとか、

この絵が何故良いとされているのかは、全く理解ができなかった。

ここの所の「一行物」の研究や、禅画、禅語の書写を通じて、禅の理想とするモチーフを学ぶ。

その象徴が、達磨大使であり、寒山である。

寒山は詩を愛し、ボロを着て、寺からささやかな施しを受けて山中にて生活する。

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その話だけ聞けば、社会不適合者なのかとも思うけど、どういう人生を送るのかというのは、生い立ちなどにも左右されるからね。

まあ、何も持たず、詩を書いて生きるという人生は、羨ましくもある。(結構自分に近い。笑。)

笑。

それで生きられるのであれば、それに越したことはない。

そうして、そういった、寒山の自由さを表したのが大観先生であり、ホントウに、よく、その本質をご理解されているのだ。

更に、その本質を紙に描きだせる画力、その精神、そこに感動するということになる。

鑑賞者は、禅の本質に対する理解と、絵の力の両方を見ることができないと、この絵を良しとできない。ということになる。

なるほど。

長らく、絵を見て歩いた成果は、ジワジワと出てきているということなのかもしれない。やっとこさだわー。

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下の絵は達磨大使様。

今は、もう少し、夜玉を加筆している。

なかなか出来上がらない。

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オジャラよ、禅画にポップさは要らないんじゃないのか?

禅画は墨絵と決まっているじゃないか???

いーのよ。

前衛芸術家は、自由でいいの。

楽しくなければ、絵は良くなれない。

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そうして、村上さんの達磨絵を思い出し、よく模されているなという感想だけが残るのである。

500羅漢のときもそうだったけれども、たぶん、信仰に対する真摯さが欠如しているから、絵に説得力が出ないんだよ。

ほら、アタシの絵はさ、見る人がニコニコするのを目的にしているからね、これで良し。キッパリ。

 

 

 

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