しゃぼんだま あおいそら (ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆◆◆ 4074 ★ ドキュメンタリー「太陽の塔」-3 ◆◆◆

2020.3.6.

太郎が一番、影響を受けた、シンパシーを抱いた人物は、

「ジョルジュ・バタイユ(哲学者、思想家、作家)」であった。

これは、狂気じみたことだった。

バタイユは、「あらゆる秩序を破壊する。規制の美的な感性を全部壊して、感覚を解放して、新しい表現を構築する。美なんてクソだ、クソが美しいっていえなかったら、お前たち感覚なんて、いつまでも、規制に囚われているんだ。

既成のものに囚われず、壊す。
「低次唯物論」(base materialism)
観念ではダメだ。

モノでなくてはダメだ、

腐るものでなくてはならない。

全然高尚なものでもないし、

どんな理念でもない、

この臭う、この臭い物、これなんだ。

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バタイユは(行き過ぎた発想のため)多くの他の人たちに嫌われていたのだが、
この発想は、近代を越え(古代文明の生活まで戻っ)てしまう。

(人間が、世界の中心ではないという思想、動物と人間を融合したような感じ、人間は特別な存在ではない。自然と一つになっている考え。)

太郎は、バタイユに着いていき、トンデモない結社に入ったりして、その時点で、太郎は、タダの画家ではなくなった。もう、普通ではなくなってしまった。
これは、岡本太郎の運命であった。

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感想、

へー、バタイユねー。その話は知らなかったけど、画家連の中にいただけでは、このような思想は持たなかっただろうからね、岡本太郎の人生や作品は、バタイユの思想の伝道ということにもなる。

 

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