しゃぼんだま あおいそら
(ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆◆◆ 3250 ★ 感想 ◆◆◆

2017.10.27.

*個人的な感想。
東郷先生の展覧会を拝見したことがあった。
まだ、絵もそんなに描いてなかったし、第一、今みたいに、見て歩いていなかったころである。


それでも美しいと思った。
独自の画風。
軽やかなる動き(瞬間的な感情表現)

アタシは、「これは、美人画だ」と思った。
当時は、美人画が日本画しかなかったことは、今まで知らなかった。笑。


アタシにとって、東郷先生の絵といえば、CMなんかにも、お菓子の缶や袋なんか、カレンダーや、マンガの付録にも印刷されているようなイメージで。笑。


ぶっちゃけ、お茶漬けについてくる浮世絵よりよっぽど好きだった。

これが芸術というものなのだろうと、まだ、芸術作品にそんなに触れていなかった経験値ながら、おぼろげに思ったのだった。

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これだけ大きい美人画が、まとまって見れるっていうことにも驚いたし、美術館になって、大切にされているということにも感動した。
損保ジャパンの会長さんが集めたということになり、会長さんは、意思を持ち、彼の芸術性を理解し、金を出したということになる。

アタシは、絵を見るためだけに展覧会に通っているわけではない。
展示のスペース、照明や部屋の配置、来場者の客層、年齢層、楽しみ方、グッズや、図録なんかについても、結構研究を進めている。最近では、学芸さんの美意識までわかってしまう。汗。
(会ったことはありません。笑。)

東郷青児の絵は、見間違えない。
結構な点数があるのに、クオリティのバラつきもない。

色が強すぎるということもないけど、幻想的な作品もいくつもあった。

このことをひっくるめて、「ワールド」とアタシは称することにしている。

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女性がらみのスキャンダルについては知らなかったが、
男冥利に尽きるというものである。
どんな殿方だって、そう生きたいという内心もあるだろうにね、なかなかできないという現実があるからである。

それは、自分のモテ具合、懐具合、家庭の事情、世間体などに支配されているという現実があるからで、東郷は、まあ、自殺未遂で味を占め、スキャンダルも利用することにしたんだろうと思わないワケにもいかない。笑。

現代なら、不倫は大変だったろうね。あはは。(*゜▽゜*)ノ
古き良き時代って話かな。笑。

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画家の人生などは、どうということはない。不倫だろうが、自殺だろうが、早死にだろうが、精神病だろうが、実は、絵、そのものとは関係ないのである。
そんな画家は沢山いたけれども、絵が良くなければ、絵が残ったりもしないのだ。ここは間違っていない。

作品が残り、多くの人に愛されているかどうか。
アタシは、ここに注目しているのである。

もし、愛されなければ、作品は残らないし、残らなければ、大切にもされないからである。(*゜▽゜*)ノ

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