しゃぼんだま あおいそら (ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆◆◆ 3058 ★ ベランダ漆芸 ◆◆◆

 

2017.7.23.

驚異の★ベランダ漆芸。(*゜▽゜*)ノ
(よいこの皆さんは決してマネしないで下さい。)
猫のベッドになる予定であった、藤製の丸椅子(貰)の上に、
巨大寸胴(貰)

この中に、2センチほど水を入れ、
水に浸からないように瓶などを置き、
その上に金属製のトレイ(拾)を置いて、
作品の乾燥台にしています。

★最重要事項は、温度と湿度。
  温度が27−30度ぐらい。
  湿度が70%ぐらいに保って乾燥。
というのが理想です。

ベランダなので、この方法では、たいした温度管理はできません。
が、夏は、外気の気温だけで、漆が乾燥する温度なので、アタシ的には、夏は、「漆シーズン到来」 と呼んでいます。

本格派は、専用ムロ(超お高い)をゲットしましょう。(*゜▽゜*)ノ
自動温度湿度調整で季節に関係なく、漆を乾燥させてくれるらしいです。

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今回は、有) ヤマカさんにお送りした頂いた漆のサンプル使用しています。
格別なるご配慮、感謝申し上げます。
http://www.u-yamaka.com/?p=35
性格が雑なため、工芸的な域までは昇華できないとは思いますが、
取り急ぎ、剥がれた金継ぎとか、
薩摩焼のキンキンキラキラの、ちょっと欠けた部分などを金継ぎしています。

漆は、アイスクリームのヘラなどに、チョンとつけて、
欠けた部分を覆います。

一旦ムロに入れ、乾燥します。
漆の厚さにもよりますね。
大きい傷は、漆を何度か塗り重ねて盛り上げます。
楊枝や細筆なんかを使うといいです。

半乾きになったら金箔を押し貼りします。
漆が塗ってある部分だけ金がつきます。(*゜▽゜*)ノ
自家用とか、お店で使う品なんかは、自分で修理できると楽しいと思います。

最後の写真は、ほぼベランダ猫となった 母猫スカルちゃん。
ギャラリーと、自宅を行ったり来たりしているストレスで、激やせ中。
漆の見張番です。(*゜▽゜*)ノ



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