しゃぼんだま あおいそら (ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆◆◆ 3134 ★ ヤコメッティの展覧会 ◆◆◆

2017.8.26.

ヤコメッティの展覧会を見て。

あれだよな。思いのほか作品が単調で。確かに、細くなっているのに、モデルが誰なのか解るというスゴサはあった。

執拗にモデルに同じポーズを取り続けさせるというスタイル。

ちょっとでも動くと、怒る。
みたいな人、クロッキー会にもいたな。
それほど細密な絵でもなかったけど。笑。

まあ、絵に対する情熱はアタシなんかよりも上ということになる。

奥さんのオッパイが、結構大きくて、離れて広がっていたということは良く解った。

日本人のナントカいう人が、230日も彼のモデルをつとめ、出来た素描が20枚(→もっとあったかもしらん)とか、彫刻が2体とか説明があって、
そんなに絵を描くのに時間がかかるんじゃ、絵を手放したりするのが大変だろうと思ってしまった。笑。

絵を描いている映像もあったけど、確かに、シツコイ。
わりには、油絵も、イマイチぱっとしたオーラはないし、
素描も、もっと上手い人は沢山知っている。
美大生とか、出身は、みんなデッサンは上手い。

とか思いながら、そんな素描でも版画になっていたり、
捨てられずに展示されているということに関しては、
作品を保管した人がいたということになる。

引っ越ししてて、ハンスアルプの図録が出てきて、久しぶりに開く。
ハンスアルプの作品というのは、イロイロな造形なのに、一目でハンスのだって解ることが多くて驚く。
まあ、美術館クラスの抽象彫刻家なんて彼ぐらいしか知らないもんな。笑。ミロはミロで別な世界だし。ピカソはピカソでまた、別な筋だしね。

ヤコメッテイの作品も、ナントかいう豪商の画商が最初に買い集めて、そのあと、美術館を作るという話で、ヤコメッティも35体の彫刻と、150点ほどの版画や素描を寄贈したなどとムービーで流れていた。

50年も前に作られた私設の美術館が、まだ現存しているという事実も素晴らしい。

財団として、ある程度の収益も得つつ、運営が成り立ってきたということで、その辺りは、やはり、もっと、具体的な研究が必要だなと思う。

結論。
ハンスアルプの勝利。(* ゜▽ ゜*)ノ

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ヤコメティのりんごの素描と 言葉を書き入れた作品 コピーされた絵 ダーマトグラフィ 2017.8. 25! 一つの彫刻は、一つのオブジェではない。それは、一つの問いかけであり、質問であり、答えである。 それは完成されることもあり得ず、完全でも有り得ない。

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絵画も彫刻も、デッサンも文章や文学も、それらには、意味があったとしても、それ以上のものはない。 チャレンジすること、それが全て。 そして、それが、どのぐらい奇なるものとなりえるのか。 アルベルト ヤコメティ おじゃら りんご訳

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