しゃぼんだま あおいそら (ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆◆◆ 2874 ★ 人間存在は炎のようなもの ◆◆◆

2017.2.10.

古代仏教思想と、最新の脳科学の共通性。
ブッダ「人間存在は炎のようなもの」
目は燃えている、舌は燃えている、全てが燃えている。

五つの炎 五蘊 (ごうん)
それらを構成する五つの炎
色 仏教では人間の体・木や草、姿形あるもの
  脳内ではそれを目で見て、見分けるという機能(知覚領)
識 分別・思考(左の前頭葉)
  脳では、人間が論理的に思考するという機能
受 視床下部・脳幹 感情 
  喜怒哀楽などが生じる常道
想 統覚 登頂
行 形成力(運動領)

仏教では、これらが互いに影響を与えながら燃える
(脳科学では、この五個の要素が、それぞれ関わりあって人間を形成している)

人間の脳に当てはめると、
感覚・行動・イメージを作る力 情動・知識・
大脳皮質に、この五個をつかさどるパーツが分かれている。

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知者・学者 救いがたし by 親鸞聖人

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ウォーター フリーマン
脳化学者
脳はいかにして心を創るのか

膨大な脳細胞が集まり、一つの人間を作り上げる

自己組織化が脳活動の本質。
脳が心を生み出す仕組みも、竜巻や、渦のような。多くの力が集まってできたものではないかと仮定。

神経はそれぞれ個別であるが、瞬間的に、行き来して、
「大域的アトラクター」
考えをまとめる。それが心である。

海馬(タツノオトシゴという意味)
人間は、時間と場所という四次元で存在しているけれども、
思考は三次元である。

新しいことは、前の記憶に積み重なってゆく。
海馬は時間の順番をつけてゆく。
一番新しいアトラクターが現在である。

環境と、自分の状況と歴史、世界内存在という知覚が出る。
ゲシュタルト(知覚)が脳内を巡り、脳の各所に信号を伝達している。新たな処理を加えられ、また海馬に戻ってくる。

そういうサイクルが、一秒間に十回から二十回行われる。

そして、巡回が終わると、考えがまとまり、アタマにポっと電気が点く。
このイメージは、五蘊 (ごうん)が燃え、更に大きなホノウになり燃えるという仏教の考えに似ていると、教授には思えた。

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心が成り立つには、無意識だけでなく、意識も伴わなければならない。
意識とは、どのように生み出されるのか。

それが、どうして意識になるのか。
「大域的アトラクター(思考を決定するまでの間、神経回路をワープしながら、脳内を駆け巡る現象)」
知覚サイクルは、止むことなく、高速で回転している。

心とは、無意識と、0.1秒ごとに意識の情報が上書きされ、1.7秒ぐらいで新しい意思が決定される。

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人間の頭がガンジガラメになり、身動きが取れなくなっている。
禅は、そういう硬直状態を一回リセットし、心を空にするという修行である。

座禅瞑想を日課として行うことは、脳科学的に、とても有効である。

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座禅には、絶え間なく働き続けている脳を休ませる機能がある。
座禅は、アタマで考えるものではなく、体を使う
上虚下実(じょうきょかじつ)

体を使って、凝り固まったアタマを取り払ってゆく。

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なるほどねー。

アタシは(たいして信心深くも無いが)仏教徒だから、なんか説得力ある話だわと思っちゃう。

呼吸法しかり。
座禅 凝り固まった脳をリセットして、考える時間を止め、体に時間をゆだねるという行為が、脳を休ませるというのは理解できる。

精神病で、特に、ウツなどは、同じことをグルグルと考えて、寝られないなどの症状が続くと起きてくるからね。

座禅は、するものではなく、出来てくるもの。
体にゆだねると、自然とバランスが取れてくる。

おおっ。毛布みたいのかぶってる。
ダルマとか、それなのか。暖房設備がプアだったからね。
あれ(達磨絵)は、寒いときの座禅のときの絵なのか。
納得。
う。
足がシビレてる。

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こういう現代の中で、必要な情報は、発達学・発生学である。

人間は、どう進化してきたのか。
ということを知る。
ビーカーに入れられた脳は、必ず死ぬ。
脳・思考は、体と一体なのである。

世界を理解する=同化する
あり方を、脳の中に、エンボスする。それが同化である。

脳という構造を離れて同化ということはない。身体を離れて脳だけが同化ということもない。
身体と脳の同一性ということがある。

創発
モノというのは、空間においてはエネルギー、電磁波
である。まだ解明されてい無い部分が多いだけで、それはいつか解明される日がくるかもしれない。

ブッダの哲学。
意味を自分で見つけて、前に進めという教え。

大切なのは、人間的次元の中で、自分を考えるということ。

 

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