しゃぼんだま あおいそら (ブログ by 芸術家 おじゃら りんご)

◆◆◆ 2908 ★ 超アートな会話。 ◆◆◆

2017.3.15.


大好評 ★昭和サロンのマスターとの、超アートな会話。

昭和サロンのマスターは、口調がオカマキャラで千住の飲み横でカオスな飲み屋兼、自分のコレクションを来た人にムリヤリ見せるという恐ろしいビジネスモデルで生計を立てている。

ぶっちゃけ、千住でまともなアートの話が出来る人は、彼ともう一人しかいない。

マスターからは、時々電話がかかってきて、最近何か(展覧会を)観たかとか、その感想とか、これから何を見るかという話をする。
理由は、ほかの人とは話が合わないので、仕方なく(アタシと話す)ということだと思う。

マスター「草間さんの見ました?」
オジャラ「まだ。」
マスター「今回のどう思います?」
オジャラ「だからまだ見てないってば」
マスター「アタシは昔のほうが好きだな」
オジャラ「うーん。そうねー。映像や写真を見る限りでは、今回のは物凄くポップよねー。華やかというかさ。昔の絵って、死と隣りあわせで、なんか、ギリギリのところで生きてますってオーラ大量に出てたけどね。人間の暗さと共存みたいな。新しいのには、そういう、死にたいって感情は見えないよね。」
マスター「あ゛ー。そうですよねー。」
オジャラ「ニキッド サンファールみたいにさ、後半作風がポップになってから、一気に、大衆の人気がでたみたいな。そんな印象を受けるけど」
マスター「ホントウにね。その通りだと思います。」
オジャラ「でもまあ、(絵で生きようっていうギリギリの)オーラが減っちゃった気がするのは残念ね。」

とかいう会話が一昨日辺り。

今日見た感想。。。。。
アクリル絵の具のポップな色が安っぽい。
全体に施した地塗りが、最後まで絵を支配して、絵の出来具合が単調に感じられた。
絵が荒れているという気持ちになった。イロイロ(美術館建設とか、展示開始までの納期などが)あって、彼女も人間なんだなと思わずにはいられなかった。

本人とは関係ないけど、
図録の新作の色が暗い。撮影のときの光量不足だろうね。

あ゛ー。
あんなに素晴らしい展示を見てこの感想というのはね。汗。
はー。美意識が成長したというのか、もっと優れたものを見すぎてしまったということなのか。。。。
ということで、予定の方はお早めに。グッズ買うまでの列、本日は四十分待ちでした。

図録は色悪かったので買いませんでした。(二冊持ってるし)
初期のドローイング、油彩、オブジェなんかはヨカッタですよ。特に、初期の作品は、学芸さんのセンスが伺えて、堪能しました。

アタシも多作な方だけど、あるときに、粗製乱造しても、絵が良くならないことに気づき、しばらく描いていない時期がありました。その間、イロイロ見て歩いたり、画家先生の生涯なんかについて研究したり画題について考えたりもしました。

結局 絵というものには、画家の精神がそのまま出てしまう。
急いている気分も、気合が入っている心情も、上手く書こうとしているのか、自由に描こうとしているのか。
そういうこともでてしまうのよね。

隣の部屋で書道展 「創玄展」が開かれていて、途中(たぶん、飽きて)、見続けることができなくなり、中抜け。

こっち(書道)のほうが、人生賭けて書かれているよな。
と思いながら、拝見する。
一階から、二階、二階の奥の部屋にいくごとに、作品のクオリティが下がってくるんだけどね。今回は、そのことがハッキリと理解できた。読めないくせにな。笑い。ここまで、ハッキリと、良し悪しが体で理解できたことは(審美眼があがったということだろうと思え)喜ばしい。

何がよくて、何が悪いとかは言えないんだけどね。

そのほかの公募展も全部見て、それから、草間先生の作品展に戻り、閉館まで過ごす。
グッズ買うのに四十分待ち、、、、、って、、、、、。

 

 

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