背景画像 |
画像を背景にしたときの画像イメージと、文字の感じ (尾崎放哉句集より) |
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空暗く垂れ大きな蟻が畳をはってる |
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雨の幾日かつづき雀と見てゐる |
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雑巾しぼるペンだこが白たたけた手だ |
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友の夏帽が新らしい海に行かうか |
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写真うつしたきりで夕風にわかれてしまつた |
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血がにじむ手で泳ぎ出た草原 |
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昼の蚊たたいて古新聞よんで |
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人をそしる心をすて豆の皮むく |
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はかなさは燈明の油が煮える |
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刈田で烏の顔をまぢかに見た |