【名所-7】 長円寺

長円寺

(足立区千住4-27-5) ご本尊は『薬師如来』様

新義真言宗の長円寺は、月松山照光院と号す

スケッチポイント・吟行にもグッド!!

→ 長円寺

長円寺は、寛永4年(1627)に出羽湯殿山の行者『雲海』が当地に庵を結び、後に賢俊が開山したと伝えられます。荒川辺八十八ヶ所霊場47番札所、荒綾八十八ヶ所霊場62番札所です。

 

スケッチ左から、目やみ地蔵様、境内中、魚藍観音様

山門、扁額、右の絵、本堂、松、六地蔵

 ★扁額(文化財)『月松山』正木健順の揮毫

正木建順は、群雀堂(正木塾)三代目校主。

 寺子屋教育・地域文化発展に貢献。漢詩や詩文にも優れた人物。

(足立区有形文化財・書跡 昭和59・11・14登録)

 ★魚藍観音立像

(境内に入り、すぐ左の小さい地蔵堂に安置)

(足立区有形文化財・彫刻 昭和59・11・14登録)

新編武蔵風土記稿によれば、「氷川神社は、待ちの鎮守なり。魚藍観音を神体となす」とあります。

仏像を御神体とすることが、維新後の神仏分離政策により禁止されることになり、神社から仏像・仏具が取り除かれ、明治三十年に、長円寺に安置されることになったそうです。

高さ

55センチ・像高48センチと、小さな像ですが、品のあるお顔と、しなやかな仕草が美しい像です。

硬質の石材とは思えない、やさしい仕上がり。仏像マニアの方、魚ファンの方、必見です。

像の出所の由来などは定かではありません。

 ★乳泉石(にゅうせんせき)

長円寺の寺宝。母乳不足に悩む婦人が、この石を削り取ったものを頂いて服用すると、乳が出るようになると語り伝えられています。

石(炭酸カルシウムを含む石灰岩質)は、この地域には珍しいもので、子を育てる親の願いも込められて、このような民俗信仰が生まれたようです。

乳の出ない婦人たちは、これを聞いて、はるか遠くからもこの寺を訪れたそうです。

明治以降、石の配布は中止され、現在は、高さ38センチ・縦横30センチ、正面に、『御夢想・乳泉石箱』と記された箱に納められています。

(展示はされていません)

 ★目やみ地蔵さま(子育て地蔵)

 山門外の左側に、小さなお堂があり通称『めやみ地蔵様』と呼ばれていて、昔から目の病を持つ人が多く訪れた。絵馬屋さんの、『め・め』という絵馬も多数奉納されている。

 ★六地蔵

 ★本殿の欄間も見事です

→ 次は、四丁目氷川神社です

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