Happy Nyaan 2023写真作品目次

(エディション順)

おじゃらりんご作品

肖像写真

技法及びコンセプトの解説

古い写真を沢山拾っていて、何か作品に仕立て直そうと、長い時間、考えていた時期があった。

リヒター展を拝見したときに、古い写真を台紙に貼り付け、その上を油彩で加筆した作品群に出会う。

なるほど、油絵具で加筆すればいいのかって。

ハって思って。

そんでもって、アトリエで油彩を作ったときに、筆に残った絵具を写真に塗ってみて。

とりあえず、昔の写真なので、家族や友人などのスナップ写真が多くて、

顔を塗りつぶしてみて。

この作品はカンタンだと思い、いくつも作っていったら、それなりに不気味で、

写真の抽象性が増すような気がして、今度は、どんどんと、作品として、顔を塗りつぶす作業を続けていった。

みたいな流れがあった。

 

2023年のVOCA展で、写真の作品で、キラキラと輝いている作品を発見。

作成材料の説明を拝見すると、

写真の上に、透明カシューを塗布してあるという。

カシューは、過去に作品を作り、あまりの臭気に辛い思い出があった。

 

顔を塗りつぶした写真の山を見て、このままだと、写真の劣化が進んでしまうので、透明アクリルペンキでも、塗布してみようと考えて、試作品を作る。

塗らないよりは、ずっと、作品のツヤ感がアップして、耐久性も増すような気がしたので、

手持ちの写真作品、全部に、アクリルペンキを塗布してみる。

そうして、今度は、この作品を、どのように展示しようかと考えたときに、作品のサイズがマチマチで、その上、結構小さいので、管理が面倒だなということを理解。

こういう時には、まず、サイズを統一させるというのが、一番整理しやすい。

ので、アトリエに落ちていた、(作品制作用に拾ったあった本)をバラして、ポスターカラーで色を塗り、写真の台紙として利用することにする。

 

あとは、シール式のノリで、台紙に写真を張り付けて、スキャン。

作品そのものに意味は無い。

まあ、古い写真がゴミ置き場に落ちていると、拾わないこともできないし、

沢山あると、作品にしないこともできない。

という程度で、

並べてみると、古い時代に写真を撮影できた人は、金持ちだっただろうと思ったり、

顔の表情が消えると、

当時の装束や、背景の建物などが、より、クッキリと見えてくるのが不思議だった。

2023.9.記 Rica
 

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