◆◆◆ Vol.2 俳句の遊び方 ◆◆◆
●104 テーマを決めて俳句を詠んでみよう
2001年から、2002年、俳諧通信の掲示板では、花寄せという形で、
花の俳句を掲示板で投句するというのをやりました。
花寄せは、誰でも好きなように読んで、それを寄せ集めた形でした。
アタシが勝手に句集にしてしまったもので、
まだ俳句の事がよく解っていない方も沢山いたのに、
その稚拙な俳句が、本になって残ってしまうことになりました。
俳句を進めていく上で、この方法では問題がある。
と考えた笹さんは、『吹寄せ』は、誰でも参加できて、
定期的に俳句を詠むチャンスを創造し、更に、参加者の俳句の批評ができたり、
花寄せで不足していた、俳句の向上に役立つ部分
(推敲のスキルや、批評を通して人の俳句を読む力をつけるなど)
を補った場所にしようとスタートしたのです。
句選にしても、アタシのような初心者で、まだ俳句が解っていない人も選句に混じり、
入選句の方向性が不安定になるよりは、当面、一人で
好きな句を選んでみよう程度の、気軽な感じで始められたんです。
通常の俳句の募集や、句選の方法とは少し違いますけど、
目的が金集めなどではなく、集う人の句を作る力をつける所に焦点が当てられているのです。
通常の俳句の方たちは、選ぶ人は偉くて、選ばれる人は下みたいな所も目に付きますけど、
心太さんは、そういうのを好まず、『吹寄せ』は、自分も俳句を詠む仲間に混じって、一緒に
俳句を詠んだり、読んだりできる場にしようと考えていらっしゃるようです。
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オジャラは、この頃、電子本の出版の研究をしていて、練習に丁度いいサイズだったんで、勝手に本にしちゃったんですけど、国立国会図書館にも寄贈されたのでした。
あとで、笹さんと飲んだときに、
『この俳句集が、永遠に世に残っちゃうのは、問題あるよなー。』などと笑ってしまったことがありました。
アタシの俳句もひどかったぜ。
笑うしかないよなあ。
でもまあ、俳句初めたてでも、こんな風に、楽しめるという、いい例だと思います。
誰かが、花の名前を決めて、それを毎週皆で詠んでいく。
なかなか楽しい時間でした。
いい思い出になっています。
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