■ 011 俳句作りのキーワード、検証■
●3つの言葉を並べると句はバラける
ぼんやりと俳句を作っていると、どうも、5-7-5みたいな感じで、3つのパーツに分かれてしまうことがあります。 自由律なんで、別に、ルールはないんですけど、3つのパーツに分かれると、言いたいことがハッキリしなくなることが多いのだそうです。
そんで、初心者もしくは、あまり解っていない人は、2つのパーツで作ることをまず覚えましょうと、教えていただきました。
先達の俳句には、あまり見られないんで、ちょっと、例を探すのが苦しいっす。
●3つのパーツはバラけるので×
『うどん供へて、母よわたくしもいただきまする』山頭火
有名な俳句っす。
オジャラは、絵が上手くかけなくて、どんぶりに、『うどん』と書いてしまいました。たはっ。
それにしたってこの句、長いぜ。
やっぱ、
●うどん供へて、母よ
●わたくしもいただきまする
2つなのかなあ。
うーむ。
というように、アタシも、解っているわけじゃないんっすけど、教えて頂いたことっていうことで、書いておきます。
句作のポイントとしては、3つになるようなときには、2つにまとめる表現に変えて作ってみるってことっすかね。
●3つのパーツはバラけるので×
『お粥煮えてくる音の鍋ぶた』 放哉
これは、
●お粥にえてくる
●音の
●鍋ぶた
と、3つに分かれているような気がしますね。
●お粥煮えてくる音の
●鍋ぶた
かなぁ。うん、こっちだろう。
みたいに、微妙に、2つだったりします。
先達の俳句には、3つのパーツで作られた
作品は少ないです。
やはり、先達のマニュアルにも、
『3つのパーツはダメ』というのが
あったのかもしれません。
●3つのパーツはバラけるので×
『さくらさくらさく さくらちるさくら』 山頭火
どうっすか?
●さくらさくらさく
●さくらちる
●さくら
確かに、バラけているかもなあ。
それとも、
●さくらさくらさく
●さくらちるさくら
なのかなあ。
まあ、どっちでもいいか。きっと、この日は、『サ行』の気分だったんだろう。うん。
●3つのパーツはバラけるので×
『臍にゆをかけて一人夜中の温泉である』放哉
どうっすかね?
●臍に湯をかけて
●一人夜中の
●温泉である
と読めなくもないっすけど、
●臍に湯をかけて一人
●夜中の温泉である
といえなくもないっすね。
やっぱ、こっちだろう。うん。
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