■■ そねだゆ賞 『シュール de ビューティー』入賞/入選作品展 ■■

おじゃら現代美術館賞について

おじゃら現代美術館といっても、私設の、10畳程の、小さなスペースです。

オノ・ヨーコさんの有名作品のパロディーや、デュシャンへのオマージュ的作品、

おじゃらや、オシオッサの前衛的作品の展示を常設としています。

おじゃらは、日本イラストレーター協会の理事を4年ほど担当し、

コンペや、年鑑作成などのプロジェクトに関わってきました。

(現在は退会しております)

自分の作品の方向性が、前衛的な表現に傾倒してしまい、

イラスト方面に時間を割くよりも、自分の仲間となる、現代作家さんを集めたいという

気持ちから、小さな空間を現代美術館としています。

今回、また、そねだゆさんが、賞金を出してくださるということもあり、

私も、仲間をもっと集めたいという気持ちもあり、

公募展のあと、現代美術館に作品を展示し、仲間を集めようという

機会にしたいと考えています。

おじゃら現代美術館には、私が購入してきた「美少女のコレクション」コーナーもあり

来訪した方に楽しんで頂けています。

今回、入賞者が多ければ、おじゃら現代美術館賞(買上げ賞)をお出したいと思っています。

応募数が僅かだった場合には、集まったお金は、来年の準備に

利用したいと考えています。

4年近く、貸し画廊的なポジションで、作家さんを集めて参りましたが、

作家さんのために、画廊ができることは、展示を良くすることと、作家さんの作品の

画廊としての露出を増やすこと。

印刷物にして、残してあげることだと私は考えています。

適正な露出さえあれば、ヨイ作品は、必ず話題になります。

狭い世界なのです。

ですから、今回の入選作品は、有料ではありますが、1点プラス2000円にて、作品写真と作家名、

URLなどを掲載し、集まった金額でできる限りの部数を印刷して、

将来に残してゆこうと考えています。

紙切れのような品であっても、作品が掲載された印刷物というのは、

100年後、200年後に、美術館で展示されるということも普通です。

現代的な作風は、未だ受け入れてくださる方も少なくて、

扱って下さるギャラリーも本質的には、まだ少ないと感じています。

期待しすぎた方は、あまりに小さくて、驚くかもしれませんが、

情報を発信し、作家さんの良い作品を世に出したいという意思はあります。

どうか、諦めずに、どのように自分の作品を露出させるのかも考えて、

作品の創作・展示に取り組んでください。

良い作品には、必ず光が当たるという信念が私にはあります。

沢山の意思のある方の作品が集まりますよう、楽しみにしています。

おじゃら現代美術館館長 おじゃら りか

おじゃら画廊のHP