「おじゃら画廊」のホームページ 第一章・画廊/カフェ スタートまでの記録
■■■ 048 ★ オシオッサさんの新作 ■■■
2007.6..15
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このコーナーで紹介するべきかどうか悩むところではあるが、画廊を作っている最中に、その廃材で作られているという意味では、ある意味、画廊作りのページというカテゴリーで正しい。 工事中には、物すごい量の廃材がでる。 今思えば、あの材料は捨てないでおけばよかったという後悔の連続でもあり、捨ててヨカッタという、安堵の気持ちと混ざっている。 アタシとオシオッサさんは、廃材が無くなるまで、作品を作り続けてしまうに違いなく、画廊オープンどころの話ではない。 創作というのは、それほど入り込んでしまい、一旦入ってしまうと、二度と出ることの出来ない迷宮なのだと思わされる。 |
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この作品は、オシオッサさんの作品で、 「私と犬」 というタイトルである。 ガス屋さんから頂いた、結構大きいホースカバーを利用して、それから、クギの刺さった、半分腐りかけた板とか、余り絵の具を塗った板なんかで作られている。 奥の方には、やっぱり腐りかけた板の端材に、ビスや曲がったネジなんかをとりつけた犬がいる。 なかなかの作品。 オジャラ「ジョアン・ミロの作品にそっくりね」 アタシは、いつも嫌な事を言う。 オシオッサ「廃材を使って作ってるんだから、似ちゃうんだと思いますよ。別にパクってるワケでもないし、わたしは、彼に傾倒しているということでもありません。」キッパリ。 オシオッサ「でもまあ、頭の上に月を乗せちゃうっていうのは、何か解ってきました。」 というような創作姿勢。 造形の奥深さというのには、全く驚かされる。 |
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タイトルは男。 アタシがゴミ箱を作るので、台形の板を四角く切った残りの板で作成。 端っこ(頭の部分)は、腐りかけている。 この作品は、ほとんど手を入れられないで作られた。 目と、鼻の部分に少し手を入れた程度。 そうして、アタシとオシオッサさんは、この作品を一体いくらで販売すればいいのかという話で盛り上がる。 ベースギャラリーなんかで売れば、何十万とかいう値段をつけられるのかもしれないけどねえ。 そんなに高く売る必要がないよね。 もともとは、ゴミだしさ。 売らずに持ち続けるというスペースもない。 オジャラ「財団設立基金にするからさあ、チャリティー作品として販売しようよ。」 オシオッサ「そうですねぇ。よく見ればゴミですからねぇ。わたしも、ちゃんとした作品が認められるようになるまでは、変なところで作品を販売したりしたくないんですよね。でもまあ、こういう筋の作品は、(もし現金化できるのであれば)世のためになるのが一番なんですけどね」 一番の問題は、チャリティー作品として販売したとして、売れるかどうかだよなあ。笑。 この作品の芸術性に気づいてくれる人は、千住にはいないだろうぜ。 でもまあ、値段次第だと思う。 5万円だと売れないけど、3000円だと売れると思う。 目標金額1億円だからなあ。 もう少し高く売ろう。 |
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