「おじゃら画廊」のホームページ 第一章・画廊/カフェ スタートまでの記録

■■■ 040 ★ 床張り ■■■

2007.5.23

床の板は桜材。

大工さんが、良い材料を選んでくれた。

私的にはもう少し黒くてもいいかなと思ったけど、建物というのは、シンフォニーみたいなもので、依頼者と作り手の感性が融合して完成する作品のようなものだと思う。

良い板だから、木目が出るようにあまり黒くしていないということもあると思うし、床が暗いと、全体的に暗い感じになってしまうとも思う。

どんなモノも気に入ったりはしない。

今を生きる人の、最大の問題だと思う。

情報が多すぎて、満足するということができなくなっているのである。

そこに気づいて、現実を受け入れることができるようになると、生きるのは楽しくなるし、偶然性とか、関わっている人とのやりとりやお心遣いというのがあり難く感じられるようになってくる。

材料とも出会いだしね。

中央は、ゴムのトンカチ。

板が傷まないように、柔らかい材料でトントンするのだそう。

後姿は、大工の阿部さん。

もう、一ヶ月ぐらい画廊の工事に入ってくださった。

有難うございます。

黒いのが、板の裏。

滑らないように、ヤスリのような品が貼られている。

少しフカっとしている。

真ん中のアタシの絵のようなモノは、ネダボンドを塗ったところ。

バトミントンのケースぐらいの大きさの、結構大きいボンドを専用の道具で押し出して使う。

おおっ。業務用って、やっぱ画材店のサイズと違うよね。

面積デカイもんね。

ウチに入る大工さんは、全員、「儲からない仕事だけどやらない?」

などと、ウチの棟梁に頼まれてきた人で、みんなイイ人。

ホントウに、遠くから、ミナサン有難うございます。

大工さんって、近くの人に頼む分と、遠くの大工さんに頼む分を分けるといいなと思う。

近い大工さんだとね、ミナサン知り合いの町だからね、あれこれ言われちゃうけどね。

メインのお仕事は遠い方に頼むと、しがらみがなくていいなと思うのよ。

こちらは、一階のキッチンの様子。

カウンター、戸棚なんかがついて、結構キッチンらしくなってきた。

それにしても、この、インテリアラーチ(壁に使った合板)は、物凄いキレイだよなあ。

(少しお高かったの。)

この壁にクギを打つのかと思うと、なんだか気が重い。

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