■■ 022 ★ とりあえずは気軽に絵を描いてみよう ■■

2007.9.19

アタシは、芸術家志望ですからね。

つい、去年までは、画家志望でしたけどね。

芸術の方が向いてるってことが解ったし、作品にも自信が出てきたんだと思います。

でもね、そういう、面倒くさい話は抜きにしてね、絵を描くという時間は、楽しいものなんです。

アタシもスタートは絵手紙でした。

ホントっす。お気楽に作ってました。

上手く描けると、ホントに嬉しくなりますよね。

気軽に、色鉛筆とか、水彩画で、作品を作るのもいいかなと思います。

サラリーマン時代に、毎日、昼休み絵手紙を描いてね、もう辞めちゃった仲良しなんかに、送ったりしてたんですよね。

皆さん、そういうヘタクソな時代を知ってますからね。笑。

アタシが画家になる決心をしたと話したときには、ホントウに驚いてました。

カルチャースクールに習いに行くというのもいいと思いますよね。

絵は初めてなんだけど。

という人も沢山きています。

最初は上手く描けませんけどね。

まあ、何年か通うと、上手くなりますよね。

特に、クロッキー(短時間でのヌードデッサン)は、ホントウに絵が上達します。

絵手紙でもいいんですよね。

毎日描くと、一年ぐらいで、見違えるように絵が上達します。

大事なのはね、自分で描くことですね。

センセイに直してもらったりするとね、アナタの絵じゃなくなっちゃいますからね。

自分の力で描ける様にならないとダメなんです。

絵を描く時間というのはね、家事とか、悩み事とか、何もかもから解放されて、入り込むことが出来る至福の時間です。

どの方にもオススメしたいです。

別にね、習わなくてもいいんです。

エンピツとコピー用紙、これだけで、もう、絵は書けるのですからね。

あとは、自分で自分が描きたい作品がかけるようになるまで、自分で描くしかないのです。

千住の神社で絵を描いている人を見かけました。

独学で、1人で、アチコチ歩いているんですって。

絵は上手かったです。

サインペンで描いているのもヨカッタですね。

エンピツで描くよりも、サインペンやボールペンで描く方が、絵は上達します。

色塗りが失敗してしまうという人は、少し水彩画なんかを習いに行くといいと思います。

絵というのは、技術的な部分が2割。

残りの8割が、作家の意思や、絵に込めた精神っすよね。

こちらの方が重要なんですけどね、でも、技術がセットにならないと、金にはならないんです。

公募展を見ているとね、技術面ではね、どなたの絵も大差ない場合が多いんです。

でもね、同じ技術なんだけど、その中でも、自由な、新しい表現をしているという人は、必ずいます。

いやまあ、そういう絵が一枚もない展覧会もあるにはありますけどね。

そういう展覧会の会員さんというのは、ついてないなと思わないわけにはゆきません。

良い友達に恵まれないと、絵は良くなりませんからね。

良い絵に一枚出合えるだけで、作家の絵は進化してゆくのです。

どの絵も似たような絵ばかりが並んでいるという展覧会は、目的が、似た絵を描くということに留まってしまっているに違いありません。

絵を沢山みるとね、そういうことも解ってくるようになりますからね。

そうすると、もう、いい絵が置いてある画廊にしか行かなくなっちゃうんです。

それは、マズイ居酒屋には行かないというのと同じです。

安くて旨い。混んでいるけど、座れる。

そういう酒屋だけが繁盛しているんです。

絵が良くて、安値感がある。小さくて、狭い家にも飾れる。

というのに似ています。笑。

どんな画廊でも、それが、貸画廊でも、企画画廊でも、売れている作品には、そういう共通点がありますね。

時間つぶしに、趣味で絵をスタートする。

素晴らしいと思います。

いくつか作ったら、今度は、展覧会を開いてみる。

お友達ができたら、お友達と展覧会を開いてみる。

それは楽しい思い出になって積み重なってゆきます。

長いこと会わなかった人にも展覧会で会ったりもできます。

絵が下手な人というのは、まだこれから、上手くなれていいなと思います。

可能性があるということが、生きていて、一番素晴らしいことですから。

変に絵が完成していて、いつ見ても、10年前と同じという作家さんはね、ああ、この人の絵は一生このままなんだと思ったりもします。

そうして、それが、画家の一番の不幸だと最近は思います。

作家さん自身がね、そのことに気づいて、新しい世界にも挑戦しようという気持ちにならない限り、収集家は絵など買ってくれないというのは解ってきました。

収集家が見たいのは、まだ見たことが無い作品ってことなんですかね?そういう、作家さんの、創作姿勢みたいなものを応援するっていう意味で、買ったりもするんです。この人は、頑張っているから応援しようってね。

絵というのは、同じモノを描けばいいというものでもないんです。

芸術の世界って、大変なんですね。

人はそんなに、新しい作品を作ったり出来ないものですけどね。

結局、創作というのは、自分との戦いなんだなと思うことが多いです。

また、良き出会いがありますように。

そういう思いをこめて、私はまた、画廊巡りをしようと思うのです。


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