■■ 009 ★ その他準備すること ■■

2007.5.6

見に来る人は、とりあえず、イロイロな事を知りたがりますね。

名前とか、出身地とか、血液型とか、作品とは全く離れた話を良く聞かれます。

まあいいですけどね。(血液型は教えてあげません。)

私が尋ねられる一番多い質問は、「名前が本名なのか?」というのと、「オットも画家なのか?」

という質問ですね。

もう答えたくないですけどね。

そういう類のプロフィールなんかも、展覧会に張り出しておくと、シゲシゲと読んでくれる人は多いですね。

絵を見る時間よりも、よっぽどよく読んでくれます。

アタシのアトリエにも、極秘資料というのがあって、機嫌がいいと、そっと見せ、ヒミツを暴露したりしています。

ポストカードも、何種類か作っておくといいですよね。

来た人も、何か義理で買わなくちゃと思ってますからね。笑。

150円前後の価格であれば、結構売れるんじゃないかと思います。

ポストカードの絵を、額に入れて飾って下さるという人も沢山います。

アタシの場合、絵をネットで無料配布していますからね。

タダの絵を、額に入れて飾って下さっているファンの方も沢山いらっしゃいます。

それはそれで、アタシは幸せ者だなと思います。

それはそれで深く感謝していて、そういう方の励ましのメッセージがあるから、また一枚が描けるのだと思っています。

実物を持つか持たないかというのは、ホントウにその方の経済的事情や、消費の優先順位によるものですからね。いつかは欲しいと思って下さっている方が多いです。

別に、いいとか悪いとかではないのです。

アタシだって、いらない絵は一生買うことはないだろうし、化粧品だって服だって、買ったりはしないのです。

それは、生活の優先順位が違うわけで、仕方のないことなのです。

絵など、買う人の方が少ないのです。

それは、日本の文化レベルが著しく低いというのと、絵の価格が不当に高いという二つの理由があります。

どちらも、どうしようもない事実であり、それでもアート業界がなんとかやっていっているのは、やっぱり、高値でも掴まされている人が多いからなんだろうと納得しています。

それでも、コツコツと足を運んで歩くと、いい画廊さんもいくつもありますからね。

そういう画廊さんとの出会いというのは、ホントウにご縁なのだと思わされます。

イロイロな展覧会で、小さい立体作品なんかを見かけることがあって、平面だけの展覧会よりも面白いなと思うことが多いです。

あとは、陶芸作品で、安いカップとか箸置きなどのような、1000円以下で買えるような作品が置いてあったりすると、それはそれで見るのが楽しいなと思います。

物凄いガッカリするのは、ちょっとイイなと思う作品でも、自分の相場や、市場の相場より物凄い高かった場合ですよね。

買えません。買う側の心が動くような価格設定でないとね。

一回一回が勝負ってことですよね。その、勝負にもならない展覧会が何て多いんだろうとも思いますね。アタシは、2万円ぐらいなら、購入を即決します。(払いは後ということも多いですが。汗)

もちろん、欲しければですけどね。欲しい作品があまり無いということの方がよっぽど深刻だと思うのです。

アタシはアトリエで1個7000円ぐらいのコーヒーカップでコーヒー飲んでいる話をHPに書いたら、「そんな高いカップで毎日コーヒーを飲むなんて信じられない」

という感想を頂いたことがありました。

そんなに高くないと思うけどなあ。

1つでいいから、身近にそういう品物があるという生活というのは、ウレシイものなので、是非購入をオススメしておきます。(その知人も、その後、高額カップを愛用するようになったと、後に話してくれました)

バッグだって10万円ぐらいしますよねえ。

アタシは買いませんけど、いくつも持っている人は大量にいます。

そんなのと同じ感じだと思います。

でも、ヨイものが身近にあると、いいなあと毎日思える。

そういう感覚っすね。

作品ファイルを作っておく。

過去の作品とかね、展示しきれなかったドローインク゛の小品なんかをファイルにまとめて、展覧会会場で販売している人は多いですね。

そういう作品は、その場で持ち帰れたりもしますので、買うほうはウレシイっす。

ドローイングの値段をいくらにするのかですよねぇ。

アタシは、ドローイングって買ったことないですけどね。

銅板画の収集家だから仕方ありませんよね。笑。

ああ、いくつか買ったことあるかな。

どの絵も、物凄い安い品ですが。汗。

そうだよなあ。アート友達に作品をもらうというのは多いもんなあ。

一生懸命描かれた作品を身近に置くというのは、ホントウに刺激になるなと思います。

ドローイングの値段かぁ。うーむ。

自分で考えてくれる?

アタシには助言ができません。

でも、まあ、売出し中の企画画廊の作家さんのドローイングは4万円とか、6万円ぐらいからあります。

ナラヨシトモさんの小さいドローイングが、7万円で売っているのを見たことがあります。少なくとも、これからデビューを目指して精進するアナタは、その半額とか、もう少しお安くという価格設定がヨイと思いますね。

安いと、売れる確立はぐっと上がりますからね。

あとは、いい紙に描きましょう。

当たり前ですけどね、安い材料に描かれた作品っていうのは、やっぱいい材料に描かれた作品と並ぶと、物凄い落ちるんですよね。

そういうのが気にならない人はいいですけどね、こちら側もいい紙に描くときって、自然と力が入りますからね。

気合が入った絵というのは完成度もヨカッタりします。

失敗したときにもったいない?

それは、絵の力そのものが低いので、そういう人は、安い画用紙などに、まず、大量に習作を重ねましょう。

アタシの場合2000枚ぐらいで仕事が来るようになり、今は5000枚近く描いてますけど、コンスタントに仕事が取れるようになってきました。

当面の目標は1万枚。生涯の目標は14万枚位のドローイングを描きたいなと思っています。

スタートが遅かったので、さすがに14万枚はムリかなあと思いながら、8万枚ぐらいは描きたいです。

1000枚ごとに、確実に絵は良くなってゆきますし、絵を失敗しなくなりますので、コツコツと、練習を続けてゆくのをオススメします。

いい紙やいい材料に作品作りをすると、画廊デビューの日は近いです。

買うほうは、そういう、耐久性のある作品を買いたがりますからね。

扱うほうも、そういうちゃんとした作品を作る作家さんを世に出したいんですよね。

安い紙に描かれた作品は、あっという間に絵が痛んでしまい、安いなりの価値しかありません。

少なくとも、展覧会に発表する作品はさ、勝負パンツでということでしょうか?


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