バリ島テロ爆弾事件被害者救済活動 ウブド地区活動の様子を日本語に翻訳したページです。
英語のページはこちらです。
http://balireliefubud.org

今回は、(カサルナ及び)バリハティ財団に集められた寄付金の額についてのご報告です。
セニワティのヌードデッサン会で、オーストラリア人の友人から聞いた話だと、
バリハティ財団(カサルナ窓口の現金寄付金も含む)は、合計で、60000ドルを越えたのだそうです。
1ドル=123円で計算しても、約 7,380,000円です。

この中には、『バリ島在住のHさん』が口座を公開し、集めてくださった義援金の一部も含まれています。
何でも、寄付金に対しても、税務署が所得税10%を支払うように、
ボランティアの事務所にのりこんできたりして、ひともめあったらしいです。
そんなこんなもあり、UBUDでのイベントや、犠牲者の方のイベントも終了し、
テロ事件の被害者に関する活動は、病院を除いて一段落という所じゃないかと思います。

私の感想としては、これだけの現金があれば、バリでは、膨大な物資が買えたんじゃないかということ。
それから、バリに観光客を呼び戻すための活動にも、
かなり予算を回すことができたんじゃないかと思えるということです。

バリハティ財団は、以前から、インドネシアの伝統的な染色や織物、バティクの保護をしつづけています。
今回の義援金で、未使用の部分は、そういう活動などに振り分けられるんじゃないかとアタシは考えています。
どっちにしたって、白人さんが集めてくれたお金を、インドネシアを活性化させるために使うわけですから、
アタシ的には、バリ政府なんかに渡すより、よっぽどマシだったと思っています。

どんな真っ当な団体に寄付したとしたって、東南アジアやアフリカへの寄付金なんて、
まともに届くなんてことはありません。

(別に、それは、バリ人や、アジア人や、アフリカ人が悪いのではないのです。貧乏が悪いのです。
構造的な問題で、近々解決するような問題じゃないんです。)

まあ、それと比較すれば、今回は、白人さんが中心になり、
集めたお金を、極力バリ人に搾取されずに、
自力で集めて、自力で被災者の方に届ける活動をしたことは、
かなり信頼できる筋だったんじゃないかと思います。

だから、アタシも、英語版の日本語翻訳という、ジミーなボランティアを勝手にやることにしました。

Hさんからも、日本円で集めた義援金募金先への途中経過のメールを頂きました。
彼は、当初は、病院に義援金を直接届けたり、途中では、カサルナに届けたり、
現在では、被災者と直接コンタクトを取ったりして、
必ず被災者の方に寄付金が渡るよう、寄付先に関する検討を続けているようです。

バリ島に住んでいるのに、自分の日本の口座を公開して、
寄付金を募るというのは、なかなかできることではありません。

頭が下がる思いです。

Hさんの口座には、先日彼のサイトを確認したところ、54万円以上の義援金が寄付されたとのことです。
サイト情報によると、まだ一部は、寄付先を検討しているようですが、彼は、細やかな所に気を配る方なので、
バリの復興ということより、被災者の方へ直接届けようという気持ちで、被災者とコンタクトを取り、
困っている方に届けるつもりのようです。大変なご苦労だと思います。

寄付された方の中には、ホントウに届くのかと、気をもんでいる方もいらっしゃるかもしれませんが、

その辺は大丈夫だと思います。彼は、バリできちんと収益を上げられる仕事を持ち、
最近では、バリ島とジャカルタの情報誌なども発行している、身持ちのシッカリした方だからです。

その辺の食い詰め外人とかとは立場が違うということです。
しかしながら、バリでは、何かやろうとすると、ものすごく時間がかかるんです。
長期滞在した方や、こちらに住んでいる方は解ると思いますけど、日本のようには進まないのです。

そんなこんなで、アタシは、Hさん、全面支持で、陰ながら応援しています。

もし、心配な方がいらしたら、直接お問い合わせするものいいと思います。

お忙しいので、多少時間がかかるかもしれませんが、
あんなにお忙しいのに、いつでも必ず返事を下さる、几帳面で、細やかな方なのです。

沢山の募金、ありがとうございました。

この募金活動は終了しました。

Hさんの集めた募金に関しては、直接彼のホームページで確認できます。

ご協力くださった方、また、関心を持ち、アクセスしてくださった方、どうもありがとうございました。

また、特記ニュースなどがあれば、お知らせしたいと思います。

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