古い漆器の補修/リメイク カシューを使おう

007 ★ 拾った救急箱

2007.4.12日ごろ完成

下町のゴミの日には、使えそうなものは、そのまま、もっていけるように、そっと置いてあることが多い。

であるからして、今回の救急箱も、美しい状態で捨てられていた。

アタシは、中身をゴミブクロに入れて捨て、この外側だけ持ち帰ったのである。

この型よりは多少古いが、緑十字マーク入り。

表面のシールやなにかは取り去って、色を塗る。

塗っているときにはこんな感じ。

この色から勘案すると、下地2号も塗ったかもしれない。

カシューの定着がよくなるんだけど、少し表面がボテっとする場所があるんだよね。

これをサンドペーパーで平らにするという工程を飛ばしたため、ビミョーに仕上がりが悪い。

下に赤を塗り、そのあと、黒、上側は赤でもかわいかったので、金箔もどきを張り、その上から透明カシューをかける。

箔貼りはまだ失敗してしまうが、抽象画だと思えば、まあこんなもんだと思う。

乾燥させ、取っ手や金具をもとに戻す。

もう少し、気の効いた金具にすれば、きっと、作品もよくなると思うのだが、これはこれで便利なので、このまま使うことにする。

どちらにしたって、拾い物だし、塗り的には、ところどころにダマができ、販売できるという品でもない。

もう少し、カシューのうす塗りを重ねるという手法で、美しく作れるようになりたい。

この作品も、写真写りはいいが、まあ、それほどの出来ということでもない。

拾った品をいくらで売るのかを考えるのにも疲れてしまうので、自分で使うことにする。

中はこんな感じ。

もう少し、丁寧に塗るべきだったと反省。

まあ、小口木版の道具入れとしては上等だと思う。

使わない絹のスカーフをフロシキ代わりにして、この箱を包んで使う。

Established 1998 Rica's Bar WEB SITE & Since 2003 Atelier Ojara.

Copyright (C) All Rights Reserved by Rica Ojara.