古い漆器の補修/リメイク カシューを使おう

004 ★ 昔の小タンス

▲ 寸法:幅約35.5cm×25.5cm×24.5cm

▲ 時代:大正

取ってが壊れていたり、ヒビ入っていたり、まあ、品物としてはゴミっすね。

ただ、条件として、

木が堅そう、古さを感じさせる

という部分はオイシカッタと思います。

この品は1100円で落札。

送料が1470円(3つ分で)もかかってしまったということを除けば、悪くなかったっす。あと、振込み料がかかりました。

まあ、このタンス狙いで、あとのはついでだったので、この品物の合計額は、2680円ってところっすね。

そのほか、カシューは1缶630円で、3色買ってますからね。

ま、3000円ぐらいっすかね。

3000円で新品買えますかね?

このタンスはガタガタだったので、細クギで、全体を仕立て直しています。

一番上の引き出し。

この品物は、引き出しの底以外には、壁面にも黒が塗られていました。

全体的に板を補強するためにも、私も壁面にもひと塗りすることにしました。

内側は朱塗りに金蒔絵、

外は黒っす。

この絵は、明らかに失敗しました。

今後は、もう少し慎重に描画しようと思います。

こちらもバラ模様。

結構ヒビやなんかも、カシューで埋めちゃいます。

面は、黒→赤→金箔・金泥→透明という順番っす。

もう、ツヤツヤ。

朱の上に、ネオクリヤーを上塗りすると、金粉も少し黄色く色づいて、もう、ホンモノみたい。笑。

取っては、揃っていないこともあり、自分で作ることにします。

箔貼りに挑戦。

テレビではピンセットをご利用の皆様が多かったっすけど、見当たらなかったので、ペインティングナイフの上に箔を乗せて、箔貼りをしました。

まあ、ピンセットよりも失敗確立少ないと思います。

が、2枚も失敗してしまいました。

大切なのは、集中力っすね。

今まで、そんなに集中して創作したことなかったんっすけど、箔って高いものだし、失敗すると、全体に関わってくるので、次回気をつけようと思います。

赤のカシューを塗り、乾かないうちに、箔を乗せてゆきます。

やり直しはきかない作業っす。

自分の責任で作ってください。

もし、失敗して、やり直したいときには、もう一回赤の塗料を全体に塗るしかないと思いますぜ。

まあ、アナタの金なので、どんなにかかっても、アタシには関係ありませんけどね。

次のカシューを塗るまでに、2-3日乾燥させたいというのが本音のところっす。

自分用なので、そんなに待ちませんけどね。笑。

引き出しを開けると、こういう風になる。

豪華というか、品がないというか、、、、、、。

まあいいか。

もし、これがアトリエにあったら、「この箱はどうした?」と全員が聞いてくるという存在感。

ま、ほとんどの人が、これを読んでから来るからさあ、アトリエには、サプライズというのがないんだよね。

まあ仕方ないかぁ。

どっちみち、こちらは、自宅で作る、イラスト用のカラーインクのセットを入れる品なので、見れる人は少ないと思うけど。

場所が確保できれば、個展のときに実物を展示します。

組み立てるとこんな感じ。

まあまあの出来。

今、乾燥させてます。

厚塗りなので、何日か乾燥後、取ってを取り付けて完成になります。

自分の道具入れなんかを作りたい人は、自分でタンス作ろうなんて考えないで、安く買った品を仕立て直すという筋でチャレンジしてください。

タンスから作ろうと思うと、材料だけ買って、きっと完成しませんので。笑。

取っ手は、中国製の丸い七宝焼きのビーズを使おうと思っています。あとはどうっすかね。

もともとボロイ品なので、多くは望みません。

Established 1998 Rica's Bar WEB SITE & Since 2003 Atelier Ojara.

Copyright (C) All Rights Reserved by Rica Ojara.