古い漆器の補修/リメイク カシューを使おう

002 ★ ミニ重箱

約13cm×約14cm×高さ約16cm

時代は明治と販売主は言い張ってます。

野弁当 欅

などと書いてありましたけどね、材料は木であれば何でも構いません。

到着したときに、なんといっても、ボロイというのが見た目の感想。

落札価格は500円。

お安かったっす。

まず、風呂でガンガン洗います。

汚れを落とすのが、漆塗りの第一歩っす。

一番上の金属取っては、外れたら、塗る前にはずしましょう。

内側は、赤、外は黒で塗ります。

道具などがないので、外側は二回に分けて塗ることになります。

塗る手順は、まず、内側を塗ります。

1日以上乾燥。(本当の所、2時間程度でも乾いている)

乾燥したら、今度は絵を描きます。

プラモデル用の金粉もどきを、透明カシューとよく混ぜて、細筆で描画。

これは、面そう筆を利用しましたが、粘度が物凄く高いので、筆が太ってしまい、この程度の絵しか描けません。

アナタがもし、描画に慣れていないのであれば、描画の力も鍛えましょう。

相当描いてないと一発ではキメられませんぜ。

気分は花鳥なので、鳥の絵を。

弁当を食べたら、この絵が出てくる。

とまあ、そういう話っす。

小さい品なので、日本イラストレーター協会恒例の花見のときに、チーズを詰めて以降と思っています。

カワイイぜ。

お気に入りのカエルも描画。

蒔絵筋の人は怒るだろうなあ。

格調高さのミジンも感じられないぜ。

たはは。

ゲンダイアートって、こういうことなんだねぇ。(→強引にそちら系でまとめようとする著者)

ケースも、内側は赤、外は黒で塗りました。

ケースの場合、一回朱塗りして、その上を黒で塗ったんですけど、一番上だけ、赤が乾いていないうちに黒を塗ったら、勝手に模様が出てきました。

お得感あるわぁ。

ケース底には、金蒔絵で花を描画。ここにサインも入れました。

扉の部分は、カシュー液で薄めすぎて、グレーになっちゃいました。

ツヤツヤさせたいときには、あまり薄めないように気をつけましょう。

また、写真で見えるかなあ。小さい透明ビニールを下に敷いてます。

新聞を使おうなんて思ってる人多いかもしれませんけど、新聞は、作品にくっついて手間がかかります。

ビニールシートは、本当にキレイに剥がれて驚きます。

そのほか、カシューが多すぎて、下に垂れてきたとき、仕上がりが悪いんで、1000番のヤスリかなんかで削って形を整えるといいと思います。

ヤスリをかけると、ツヤツヤ感はとれてしまうと思いますんで、最後に透明漆を塗る必要があるかも。

自分用の品で、イロイロと試してみてね。

オジャラは、最後に、透明漆で仕上げました。

なかなかの質感で、木の品っていいなあと実感。

見せびらかすぜ。

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