Tenugui Gallery by Rica Ojara

18/Feb/2005

てぬぐいのための習作★023

杯(正倉院)続き

      

型は、台の部分が気に入らず、結局作り直す。

そんでもって、左の型は紛失してしまう。

そんでもって、もう一枚作る。

一体何をやっているんだよ。

 

 

その後、縁の飾り模様の型を作る。

最初の案と比較すると、ステンシル型にフィットした、ムリの無いデザインに変更になる。

反対側の縁は、この色でこの模様。

ステンシル版画で展開すると、実物と同じような色で下絵がつくれるので、イメージが、型師さんとか、染師さんに伝わりやすいのである。

    この作品は、14個を展開する。

ちょっと混みすぎという気がしないでもない。

こちらは、13個で展開する。

動きもあるし、結構イイ感じである。

今度は、12個で展開。

全ての柄を転写し、最も完成品に近い。

うーむ。

左側の杯の白い部分は、どう考えても、ブルーにしなければならないような気がしてくる。

色の比率が変わってくるよなあ。

しかも、型紙作り直し。

やけに時間がかかっているが、それは仕方が無い。

プラスチックの板で型紙を作るのには、少しテクがあって、美しく刷れるように、だいぶ、工夫した版が作れるようになってきた。

絵の具も、ノリを混ぜたりして工夫しているが、まだ、完全ではない。

できれば、日本画の絵の具を何色か揃えて、版画用のハケなどで作る方がいいのだと思う。

ギャラが入ったら、少し道具を揃えたい。

これくらい作れれば、ユカタのデザインとかの仕事も来るかもしれないしなあ。期待したいわぁ。

2005/3/25型紙発送

型紙はこんな感じ。

この模様は、少し難しかったと思う。埴輪なんかの柄だと、もう少し単調なので、もっと短時間に作れるはず。

版を紛失しないようにしないとなあ。

作品の保管というのは、物凄く大変な作業で、場所と、保管方法との戦いなのである。

100円ショップで買ったアクリル絵の具。

これを、このまま、実物大の紙に転写してゆく方法が、一番キレイに、下絵を作れるので、今後は、これを使うと思う。

ヴァリエーション