◆◆◆ 1681 ★ シュールでビューティー賞の応募要項がまとまる ◆◆◆

おじゃらのグルメ放浪記はじまりました。

インターネットラジオFM北千住 ときどきゲリラ的に収録・生放送(あとはいつでも見れますよん)

2011.11.20.

収集家で、俳句のお友達でもあり、アタシに絵の買い方を教えてくださった、「そねだゆ」さんが、今年もまた、公募の賞金を出してくださるというので、ギャラリーで打ち合わせをする。

今までは、一次審査の応募料として1000円頂いていたが、そちらは無料にし、もう少し沢山のアーティストを集めることに決める。

応募料無料というのは、他にも理由がある。

それから、ネットと、郵送、両方を受け付けるということにする。

もともと、CGの作家さんや、写真家さんなどでも構わない公募だからである。

この前、プリュスの会場で開かれていた、東京美術倶楽部の青年ナントカの公募はCGも写真作品も応募不可だからね。正直ビックリした。

今時と思ったけど、美術愛好の間では、CGの扱いというのは、まだ、相手にもされないという実態。鼻にもかけてもらえないという事実は、受け入れざるを得ない。そういうことである。

この話をイラストの協会の理事だったときに、宴会でしたりすると、CGの作家さんの猛烈な怒りを買ってしまうことも多かった。

アタシが否定しているのではなく、マーケットがまだ全く無いということは、作家さんも、イロイロな展覧会を見て歩き、自分で理解すべきだと思う。

手で描ける人は、本画も作るようにという話をしても、みんな、心を閉ざすだけだった。

別にアタシは、いくら嫌われても構わないのだ。事実を述べているだけで、受け入れなければ、作品が売れることもないし、美術品になることもない。

事実を見ずに、正しい意見を述べている人を嫌うというのは、単に、事実を知らない人が損をするだけであり、アタシに被害が及ぶわけでもない。

この前、日本橋の三越の、会員が無料でお茶を飲めるスペースの横を、どこぞのギャラリーが借りており、お金持ちを引き込むような立地で、展示会を開いていた。

村上隆のシルクスクリーン的な作品(たぶんデジタルプリントだと思う)が、15万円前後で売られていて、結構安いもんだなと驚いた。

過去にアタシの知っている版画の値段は、100マン越えということもあった。

バブルということもあり、もしくは、「ミニスカボリス系」商法が横行したという時代もあった。

アタシは、絵の売買に関し、どうこう言うつもりはない。

価値の無い絵を高値で売りつける方も悪いが、価値を良く調べず、買うほうも悪いのだ。

100マン円の版画で、価値がもっと上がります。などという言葉を鵜呑みにして、買わされるほうも悪い。

時計や車だったら、相場というのを調べる方法もあるけど、絵というのは、相場を知るのは厳しいというのも理解できている。

閉鎖的なマーケットなのだ。

それは、相場を知られないほうが、素人に高値で売れるからである。

こちらは、この前落札した小唄のレコード画像です。

アタシは大学が商学部だったので、そういう、商売のトラブルや、問題がどこにあるのかというのはよく解っている。

先生から教えて頂いたことは、「適正な価格でないものは、買ってはダメだ」

ということである。

「適正な価格」とは何か。

それを、買う前に知っておけ。

という意味でもあり、私がアートのマーケットのスタディーを始めたのは、その、「アートの適正価格」を知るためでもある。

アートの適正価格については、「そねだゆ」さんとも話になる。

アートフェアで、画廊が打ち出している、新鋭の作家さんの作品を、まず、収集家に持ってもらう。

そういう「サプライズで、グッド」な価格ということになる。

アタシは、銀座や京橋の画廊で、新鋭の作家さんの作品がいくらで並んでいるかを知っている。

だから、アートフェアの価格は、それよりも割安感があって、そのことにも驚いた。今までの感触だと、フェアの所場代上乗せの若干高めっていう価格感があったのに、今回は、そうは思わなかった。

そういうことである。

という理由から、「シュールでビューティー賞」は、今回は入選者を増やし、おじゃら現代美術館での展示期間も長くして、(といっても、日曜しか営業してないんだけど)

販売もしてみようということに決める。

まあ、売れない可能性のが高いけどさ。

現代美術品が、千住で売れるとは思えない。

でもまあ、新鋭の作家さんの作品が手ごろ価格で並ぶのであれば、愛好の人が、わざわざ足を運んでくださるってこともあると思う。

おじゃら画廊

Established 1998 Rica's Bar WEB SITE & Since 2003 Atelier Ojara.
Copyright (C) All Rights Reserved by Rica Ojara.