◆◆◆ 1671 ★ 二紀展・独立 ◆◆◆

おじゃらのグルメ放浪記はじまりました。

インターネットラジオFM北千住 ときどきゲリラ的に収録・生放送(あとはいつでも見れますよん)

2011.10.?

最近は、画壇系のチケットをY田さんがくれるので、よく足を運んでいる。

前はもらっても行けなかった。

ギャラリーを閉めることにして、また、作品を見るチャンスが増えてきた。

やはり、傾向というのを見ておかないとね、自分がどう進めばいいのかを決めることが出来ないからね。

二紀は、やっぱ、クオリティーが高いと思った。

細密系で、しかも、画題なんかもシッカリ持った作家さんだという気がする。

日展も見たけど、絵は上手いけどね。

なんか、写真みながら書いてますっていう絵が多いかなっていう感想。

抽象や何かも、他の画壇より少ない気がした。

画壇には傾向があるからね。

それは、審査員の趣向とか、審査員が作っている絵の傾向とか、そういうこともある。

絵画とは何か、芸術とは何か。

そういうことを考えながら絵を見ていると、やっぱ、ゴヤはスゴイって思えてくる。

そういうことになる。

あんなに沢山の巨大絵画が集まるというのもスゴイと思うし、絵を描いている人がいるというのもスゴイと思う。

絵だって下手ということでもないのに、売れたりもしない。

ましてや、美術品になったりもしないのだ。

ヨコハマトリエンナーレで展示している作家さんの作品だって、販売されているというのは、実は一部じゃないかと思う。

杉本さんとか、オノヨーコさんとかはね、

まあ美術館が買うんだろうけど。

杉本さんは、写真家だからね、写真は、小品は、有名ギャラリーでも販売されているし。

前衛芸術というのは、アタシの場合、特にミニマルアートというモードで、ほとんど作りこんだりしない作品が多いからね。

瞬間的に、そこにある材料で、別な作品を仕立ててゆく。

そんな感じ。

売れる気もしないが、何処にも存在しないという意味では、新しいと思う。

それが私の仕事だからである。

仕方ないわ。

そういえば、金属を使った前衛的な作家さんの話が出てた。榎忠さん。

どこかで見たことあるよな。

廃材を利用した作品。

アタシの奴に似ていると思ったり、似ていないとおもったりして、おかしかった。

あれぐらい集めたら、それはそれで、作品って感じになるかもね。

話がそれてしまったわね。

画壇の話なんて、所詮その程度。

二紀と比較すると、日展は、絵がつまらないと思った。

まあ、好みもあるけどね。

さすがに、特選コーナーの方の絵はどの方も上手かった。

でもまあ、これで、画廊がついて、絵がバンバン売れるようになるという人は一部だろうなあという絵でもある。

地方の老舗画廊ならね、可能性あるかもね。

銀座ではムリっていう内容。

見るほうは、コンテンポラリーにも慣れてきてしまい、ありきたりな写実というのは、敬遠される傾向なのだ。

二紀の幻想絵画系というような傾向と比較すると日展は、あくまでも伝統的洋画みたいなね。

それだって、黒田清輝 や青木繁なんかの絵の普遍的なものや、画題というのとは別な域にあるってことになる。

青木繁の番組なんて、もう、ここ10年ぐらいで何本も作られている。

どんだけ、彼の絵が、皆好きなんだろうと不思議だったけど、日本的洋画を目指し、神話的画題や海をテーマに描かれた絵は、テレビで紹介されるだけのことはあり素晴らしい。

今となっては、へぇ、これが、という内容だったとしても、画壇に並んだ、「画題に困って、絵が描けません」という作品とは違う域である。

アタシは、出しもしないのに、何故、公募展を見て歩いているのか、よく解らないままなのだが、たぶん、絵の良し悪しを見て歩いているということではないのだと思う。

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