◆◆◆ 1650 ★ 青木繁 作品を見る ◆◆◆

インターネットラジオFM北千住 ときどきゲリラ的に収録・生放送(あとはいつでも見れますよん)

2011.9.24

青木繁の番組を見る。

もう、何度も紹介されている、有名な絵である。

急逝のため、傑作は何点かしかない。

のに、こんなに頻繁に見るというのは、一体何なのか。

アンコールがあるってことは、やっぱ、人気なのかなと思ったり、現代美術的な要素が物凄く少ないからね。

どちらかといえば、寓意がある絵、形がかなりハッキリとした具象絵画。

そういう、近代絵画のわかりやすさというのはある絵だと思う。

黒田 清輝の絵のように、つまらなくもないし。

アンコールで番組が再放送されるというのは、やっぱ、才能の差なのかなとも思う。

洋画を集めている人が多いのかもしれないし、そういった愛好の方であっても、現代美術への嫌悪というのは、今だ根深いと感じることも多い。

現代美術収集の会に入ったというのは、ある意味ヒットだったよな。それぞれが買い集めた作品を眺めるだけでも、楽しいもんな。

どんな人が持ってるんだろうとかね。

そういえば、イラストのコンペで何度か入賞されている、西岡良太さんの作品が、はじめてかもしれない展に展示されてたよな。

去年も見た。

継続して、応援・購入してくださるコレクターの方がいらっしゃるということになる。

アタシが審査員のときに、彼の絵に点を入れたことがあった。

去年の絵よりもずっと内面的な心象風景的なものが高まっていたし、全体的な色合いなんかも、数段上がっていたからである。

確か、二年連続で賞を取られたんじゃなかったかなぁ。

もし、作家として成功したいのであれば、今であれば、アートフェアなる場所で、扱われるという所を目標にするべきだと思う。

アートフェアは、日本でも世界でも開かれているけど、それなりに活躍している作家、これから売り出すぞという新鋭の、才能溢れる作家の作品が並び、勉強になる。

もちろん、浮世絵や、春画、洋画、版画など、従来の古美術の有名店も軒を連ねた展示会で、一度に大量の美術品を見、値段まで確認できるという場は、ホントウに貴重である。

土地だって、絵画だって、相場というものがある。

もしくは、価値が全く無い絵と、価値のある絵というのには、違いがあるのである。

作家さんは、そういった、物理的な事情について、全く無知な場合も多く、そのことにも驚かされる。

まあ、実際、作品を買ったりしなければ、並んでいる作品が、美術品であるのかそうでないのかには、気づきづらい。

買えば、瞬時にそのことが理解できるのだ。

まだ、画廊で作品を一枚も買ったことが無いというアナタは、まず、ちゃんとしたところで、一枚求めてみることだと思う。

それは、デパートや、美術館の展示の中にある、ミュージアムショップのことではない。

ウチにくるアート愛好の方のほとんどが、デパートで絵を買っているのに驚かされる。

美術画廊で購入するならともかく、ミュージアムショップなどの作品は、複製品なのに、銀座の画廊のちゃんとした作品ぐらいの値段で販売されているのが普通である。

相場感を掴むのには、参考にするべきだが、お求めになる前に、もう少し、イロイロな画廊も見て歩いたほうがいいと、個人的には強く思っている。

そういった、デパートで買った作品とか、バブル時代に何十万も出して買った版画を、ウチの画廊に持ってくる人もいる。

(ウチは、買い取りはしていません)

が、まあ、相場感はある。

何十万も出したのに、印刷という人もいる。

そういう人は、買うべきではないというのが、感想である。

まあ、アタシのお金じゃないからいいんだけどね。

それだって、アタシの作品などは、見たりすらしないというバカにしよう。

そんなことだから、いつまでたっても、ホンモノとニセモノの区別すらつかないんだよな。

まあいい。

損をするのは、アタシではない。

ただ、これから、なんらかの作品を買いたいという人は、ちゃんとした画廊で買うというのをオススメします。

今、カラーインクの退色のチェックをしている。

紫のインクで描いた文章を、外のショーケースに入れているのだが、ナント、色あせて、もう、ほとんど文字が読めないという感じ。

こんなに退色してしまうというのは、販売はムリだよな。

ドクターマーチンのインクは、伊東屋で買えなくなったため、調達に難航していて、ストレスは絶頂に。

地震のあと、愛用していた100円のお絵かき帳も入荷が無い状態。イロイロな変化があった。

この先、どんだけ不景気になるのか、ホントウに不安である。

そういえば、毎日通りにヘブンというスナックがある。

ヘブンのママは、陶芸教室でも一緒になる。

アンティークのコレクターで、テーブルや、椅子、調度品など、どれにもこだわりが感じられ、おしゃれである。

ヘブンのママは、バイトでホロスコープの占い師をしている。

そんでもって、占星術の配置を割り振るパソコンが壊れてしまい、アタシは、修理に呼ばれることになった。

ウッヒョーというコレクション。

アタシは、いつまでも、沢山あるアンティークの時計やら、テーブルやら、嗅ぎタバコ入れなんかを、眺めてしまうのであった。

そんでもって、パソコンを入れ替えて、ホロスコープのソフトの稼動をチェックするために、アタシのデータを入れておいたら、予定通り、ママが、アタシの人生を占ってくれた。あはは。

おじゃら画廊

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