◆◆◆ 1649 ★ ルドンの作品を見る ◆◆◆

インターネットラジオFM北千住 ときどきゲリラ的に収録・生放送(あとはいつでも見れますよん)

2011.9.24

今日は、ルドンの番組を見る。

銅版画や、リトグラフのシリーズには、ホントウに心を動かされる。なんという濃淡。

リトグラフって、テレビでは解説してたけど、オリジナルは銅版画だったんじゃないかという線。

いやまあ、実物を見てみないとなんともいえないんだけどさ。

銅版画っぽいマチエールも多いなって思っただけ。

リトでも、そういう表現ができるのかもしれない。

その辺は、勉強不足で申し訳ないです。

ぶっちゃけ、画廊さんの説明がないと、シルクかリトか、見分けがつかないこともあるし。

(いやまあ、大体は分かるんだけどさ。)

両方ってこともあるみたいだし。

それはそれで、内心はあり得ないと思うけど、工房などに、機材が手広くあって、どれも、使うのにそんなに手間がかからない環境なら、そういう絵が存在することもあるかとは思う。

ルドンの作品をちゃんと見たのは初めてかもな。

この前文化村に来てたとき、見そびれたしな。

また東京に来るみたいだから、忘れずに見に行かなくちゃ。

図録は是非欲しい。

そういう域である。

気持ち悪いってムードの画面なんだけど、よく見るとカワイイ。

キモカワ。

そうだよなあ。

銅版画というのは、そうでなくてはならないのよ。

アタシの作品ときたら、何も考えていない絵である。

まあいいかぁ。

これから考えてみるよ。

画廊を始めてから、画廊の家賃に、お小遣いは消えてしまうし、(お小遣いというのは、自分で稼いでいます。念のため)

版画も買なくなっちゃったし。

ビミョーだよなあ。

アタシは、今、幸せなんだろうか?

昨日も、夕方、千住まちかど美術館の加賀山さんがいらして、今年は、アタシが多忙のため、別な企画をやろうという話をするため、ギャラリーを開く。

そうすると、彼と入れ替わりで別な方が3時間も相談していった。

何のための画廊か、ホントウに解らなくなっている。

ギャラリーのインターネットが不通のため、今は、自宅で仕事をしているということもあり、日記の更新もできるのである。

二箇所でHPのアップロードをすると、内容が同期されなくて、一度作ったものが消えたりすることがあるんだよね。

仕事も、ほとんどがネットを使って入稿するしね。

もう少し、イラストの仕事が増えるといいんだけどね。

このご時勢、ホントウに、イラストのギャラが下がっていて、ご本業の方は大変だろうと思う。

コンペ展のときにも、協会のIさんが来てくださり、「ホント、最近は、●●円とかでも、ああ、こんなにいただけるんだって思っちゃいますよね。」

とポツリ。

アタシも、ホントにね。

と一言。

まあ、アタシの場合、ほとんどが地元の仕事なので、イラストはノーギャラで、僅かなデザイン料を頂いているだけだけどね。

まあ、それほどの高いお金を取れるようなイラストでもなし。

イラストの協会のセンセイ方の絵というのは、ホントウに上手いし、安定感がある。

そういう意味でも、やっぱ、才能の違いというのはあるよなと思わされ、別段、こちらはイラストレーターが本業ということでもないので、固執しないようにしようと思う。

デザインの仕事は、いくらか入ってくるんだけどね。

こちらも、そんなに取っているということでもない。

若い方のデザインには、やっぱり叶わないと思うし、若い方は、アタシのデザインは、古いと感じると思う。

年を取るというのはそういうことであり、新しさというのはカンタンではない。

デザインやイラストの話に心を砕くより、絵の方を良くする優先順位の方が、個人的には高いということになる。

ああ、そういえば、この前、

イケムラレイコ うつりゆくもの

と、

レオ・ルビンファイン 傷ついた街

を、近代美術館に見に行った。

イケムラさんの作品は、ホントウに素晴らしかった。

アタシも、あのように、塑像を沢山作りたい。

お金が無いって大変だよなあ。

大きい作品は、焼くだけでも、1体 4000-10000円ぐらいかかるからね。

収入が無いので、作る決心がつかない。

まあ、作るのは、いくらでも作れるんだけどさ。

そういえば、北郷先生に、「焼くお金がありません」と話すと、

焼かなくても、粘土に糊(ボンドなんか)を混ぜて固めるってこともできますよ。

自分の作風というのも、模索してみてください。

などと、アドヴァイスをしていただく。

師というのは、いつまでも師なのだと思わされた。

自分独自の作風を作る。

創作者なのだから、そこがゴールであり続ける。

おじゃら画廊

Established 1998 Rica's Bar WEB SITE & Since 2003 Atelier Ojara.
Copyright (C) All Rights Reserved by Rica Ojara.