◆◆◆ 1620 ★ 中川一政の記念館 -2 ◆◆◆
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インターネットラジオFM北千住 ときどきゲリラ的に収録・生放送(あとはいつでも見れますよん)
2011.5.3 中川一政は、被写体を描くという描画に徹している。 まあ、出来上がった作品が写実じゃないというのがすごいんだけどね。 あの、勢いのあるヒッチで、一気に作品を仕上げてゆく、カンバスに全身全霊をたたきつけるような、あの画風からは、魂を感じる。 そう、絵からは、叫びが聞こえてこなくてはならない。 そういうことになり、今、彼の絵と向き合えば、きっと、会社員の頃とは違う感想になるはずである。 無知というのは、ホントウに恥ずかしい。 だが、自分の無知を、理解できているだけ、私は幸せなのだと思う。 知らないことを知っているということが、どれほどの不幸なのか、そのことを知っているということと同じだからである。 |
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彼の生前の映像で、「センセイは、裸婦とか人物はお書きにならないんですか?」 という問いに対し中川は、 「モデルが、帯買ってくれとか言い出すらしいんですよ。ははは。」と応えていた。 なんか解る。 男と女が二人きりで、しかも、女が裸という事情だしね。 アタシは、自分が女だし、別に、いやらしい目的で裸婦を描くわけではないから、そういう話にはならないんだけどさ。 人間には本能というのはあるからね。 帯ぐらい買ってもらえると勘違いするモデルだって、存在しないわけでもない。 モデルを雇い、絵を描くという時点で、その画家は、金持ちなのだ。笑。 |
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このあと、小杉小次郎の番組を見る。 初心に戻りたいなということでしょうかね。自分が身につけてきた技術とか、そういうのを捨ててね。 と語っている。 初心に戻る そんなに簡単なことではない。 絵というのは、前に進めば上手くなってゆく。 上手く描かないということは、ホントウに難しいことなのだ。 かといって、絵を壊すというのがどういうことなのか。 考えても仕方がないので、同じような絵を何枚も何枚も繰り返す。 MIROの絵のように、 女、鳥、月、星を散りばめる。 それから、猫と、リーウーファンを入れる。 MIROも投入する。 最近の素描は、そういうごっちゃりとしたものが多い。 |
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ニキッドサンファールの作品のことを思い浮かべる。 並ぶと負けるよな。 地震の前に、尾崎放哉の句集を作ろうと思って買った画用紙をアトリエからギャラリーに持ってくる。 そうして、今度は、色をつけた素描を少し繰り返したいと思う。 ああ、ドクターマーチンのインクが無くなってしまう。 御徒町か、文房堂まで買いに行かないとな。 今度、バイトのときに、文房堂で買おう。 ドクターマーチンでなくてもいいような気もするが、色をつけるとなると、墨だと、汚れが広がってしまい、物凄く不満なんだよね。 もう少し、いい紙に描きたいよな。 それでも、100円よりは少し高い画用紙なので、気合を入れて描こうと思う。 たぶん、三百枚ぐらいはあるな。 全部描いたら、これで400枚になる。 |
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