◆◆◆ 1793 ★ 小学五年生で映画監督 ◆◆◆

インターネットラジオFM北千住 ときどきゲリラ的に収録・生放送(あとはいつでも見れますよん)

2013.6.17.

おくの細道の番組のあと、小学校5年生の岳丸くんが、撮影した怪獣映画のドキュメンタリーが流れていて、心が引き込まれた。

両親が陶芸家、その横で、彼も自分の塑像を作ったり、広いスペースで、怪獣たちを布やダンボール、ガムテープと折り紙などで作成しているのを自主撮影。

*-*-*-*-*-*-* 以下解説 *-*-*-*-*

怪獣映画の監督を目指す岳丸くん(小5)が主人公。岳丸くんが作る短編映画「スパークエイト」は、怪獣の着ぐるみからセットまですべて手作り! 「怪獣映画の見どころは壮大なスペクタクルと壮絶なバトルと希望をのせたメッセージ!」と語り、キャストに、妹、友だちやその妹を抜てき。でも、みんなを仕切るのは大変だ。そこで「右腕」が活躍する。出演者をなだめ、鼓舞し、映画作りにまい進する岳丸くんを追う。2012年取材。

*-*-*-*-*-*-*-*-* ここまで引用 *-*-*-*

ワタリウム美術館3/23撮影のおじゃらの巨大ポートレート

おほほ、アタシの作品

も怪獣みたいだけどさ。

私が最も引き込まれたのは、造形の自由さである。

スケッチなども作り、怪獣を大量にデザイン。

就職先は、円谷プロに決定間違いなし。

イラストを、着ぐるみにするという時点で、もう、驚き。あたしは、立体の造形のデザインで、人体が中に入るということが、どれだけ大変かということが理解できている。

ヘタ糞はしかたがないが、彼が作りたいという作品への意欲や愛は感じられた。

「妹は、主演女優じゃなきゃ嫌だ、といつも言うけど、ボクの映画の一番の協力者だ」

と話していて笑った。

主演じゃないと、協力しないんだよ。

小学3年生なのにだよ。

ワタリウム美術館3/23撮影のおじゃらの巨大ポートレート

また、岳丸君は、こうも話す。

「妹は、もう一人のお友達が来ると、二人で遊んじゃって、映画が撮影できないんだよ」

飽きるよなあ。

監督だからね、小5から、協力者のモチベーションを上げるっていうためには、どうすればいいのかというテクも身につくってことになる。

そういう精神鍛錬は、社会に出たときに役に立つと思うな。

同じクラスの、別な協力者(女の子)が、撮影の日、妹たちに、お菓子を買って手馴づけていた。

子供には、お菓子。

完璧だと思った。

岳丸君の作文もよかった。「想像が止まらない」という作文で、怪獣のことばかり考えているのだそうだ。

センセイは、二重丸をつけてくれていた。

花丸にしてあげてよ。と、内心思った。

ワタリウム美術館3/23撮影のおじゃらの巨大ポートレート

映画の撮影方法は、カンタンなシナリオを書いて、あとは、現場主義。

たけしさんの映画みたい。

岳丸君曰く、シナリオの段階で細かく作りすぎると、作品の、臨場感みたいなものが薄れるのだそう。

あはは。

そういうことはあるかもね。

パソコンに向かい、撮影した映像をつなげてゆく加工も、当然に一人でこなす。

現代っ子というか、こういう子のことを、デジタル・ネイティブっていうんだろうなと思った。

ワタリウム美術館3/23撮影のおじゃらの巨大ポートレート

彼に、ミロが演劇の衣装や舞台を作ったというムービーを見せてあげたい。(アタシも、ミロ展の展覧会場で見ただけだけど)あれは、ゾクゾクするものがあった。

ほとんど壊れたらしいけど。

彼は、カンヌ映画祭の自主制作部門にエントリーしたいのだそう。

怪獣というのが素晴らしいと思う。

なんといっても、世の中に存在しないわけだからね。

存在しないものを表現するということそのものが、芸術活動だと思う。

ワタリウム美術館3/23撮影のおじゃらの巨大ポートレート
野上小学校5年の井澤岳丸くん(11)

いつか、おじゃらのドキュメンタリー映画を撮影して下さいね。

楽しみにしています。

あと、映画出演に、怪獣役でも、魔女役でもいいので、協力しますから、ええ、その他の協力もしますよ。

立体物(着ぐるみ)のクオリティーの上げ方や、イロイロな素材への色の塗り方、どのような材料で作るのがヨイのか、とか、無料サポートしますので、東京まで来てくださいね。

宿泊先が必要でしたら、一週間ぐらいは無料で宿泊できますが、フロはないので、銭湯に行ってください。フトンの上げ下げなどは、自分で行ってくださいね。

電車賃は、各自ご負担下さい。

という条件で、あの、怪獣の塑像、一個ちょうだいな。(欲しいの)

アタシのヘタ糞な作品と交換でもいいわ。

できれば、美少女の怪獣系でヨロシクですぅ。

ワタリウム美術館3/23撮影のおじゃらの巨大ポートレート

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