◆◆◆ 1618 ★ 書を作る ◆◆◆

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インターネットラジオFM北千住 ときどきゲリラ的に収録・生放送(あとはいつでも見れますよん)

2011.535

八木美術さんのHPの題字の書をアタシが書いたという話をヴィットリアの大将にすると、

彼も、アタシに、書の仕事を頼んできた。

オジャラ「アタシは、書家じゃないからさ、誰か、頼んであげようか。上手い人、イッパイ知ってるよ。」

ヴィットリアさんは、いつもアタシに仕事を頼んでくださって、私もホントウに感謝している。

お店の入り口の木の看板、店頭のロゴ、パンフレット、真実の口などである。

真実の口の話は、もう、紹介したんだっけかな?

アタシは、もう、日記に書いたのかどうかもうろ覚えで、それも困ったものだと思いながら、いくつもの仕事をヴイットリアさんでさせてもらったとに感謝している。

特に、真実の口は、面白い仕事だった。

店内に置く品物だったので、発泡スチロールを台にし、ベニア板で挟む。

それから、 目の部分と口の部分に穴を開けてから、今度は、セメントで素地を作る。

セメントは、結局1KGを5袋も使ってしまい、結構な重さになった。

今度は、その上に、アーティスト フェルモという、乾くと石になる、石粉粘土なる品で、造形を深めてゆく。

最初に、セメントで、素地を凸凹にしたため、ほとんどの粘土が、その凸凹に入り込み、造形に時間がかかってしまった。

今度は、速乾セメントによる、オブジェ作りというのにチャレンジしてみたい。

バリみたいね。

もっと早くに、バリにいる頃に、造形の基本的な流れなんかを学んでおくべきだったよ。

(バリ島の像は、セメントでできていることも多い。外に置くので、風化も激しいんだけどね。作りたての造形は、生きているみたい。)

という理由から、墨作りを始める。

前に作っておいた品は、フタをするのを忘れて、ガビガビに。

さすがに、ガビガビは使えない感じ。

墨をすっていると、二時間ぐらいは軽くたっているので驚くね。

別に精神を統一しているということでもないんだけどね。

印刷屋さんから頂いた、豆の袋の紙が、ちょうど書の本画と同じ大きさなので、私は、それに、何枚か書を作る。

墨が育てば、もう少し赴きのある作品になるはずなのだが、このような、炸裂したようなムードにはできないと思う。

文字の数が多すぎるんだよね。

はみ出した、荒いタッチにするのか、あいだみつを風に行くのか。

お店に飾って頂くのであれば、それなりの完成度にならなければならない。

最近は、そういう気持ちが強くなり、それは、自分が創作者であるという自覚そのものだと思う。

出来た絵は、どれも心が行き届かなくて、見ると恥ずかしくなる。

それでも、前に進まなければならないし、一つ作れば、また、それは力が増すと信じ、また一枚を描くしかない。

おじゃら画廊

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