◆◆◆ 1763 ★ 猫の避妊施術日 ◆◆◆
インターネットラジオFM北千住 ときどきゲリラ的に収録・生放送(あとはいつでも見れますよん)
2013.5.20. 猫の会の方にムリムリお願いして、避妊手術をおこなうことになった。 猫たちは、いつまでもなつかず、なかなか捕まえられない。 捕獲器を使い、キャットウォークの上で行き詰まったニャンコをやっとゲットする。 夕方六時には回収し、戻されるのだそうだ。 猫の会の方は、ミミカットをどうするか聞いてきたが、外に出ることは必至なので、ちょっとだけしてくださいと頼む。手術は終わっているというのに、また、腹を開かれたら、かわいそうだからである。 これからは陽気がいいので、ギャラリーの入り口を開けておきたいと思っても、猫が避妊してないので、空気の入れ替えもできなかった。 しかも、ウンコが臭いしさ。 看板の養生のために敷いていた新聞紙の上にシッコされててくさいし。 早く看板納品して、掃除しないと、部屋が臭くなっちゃう。 それにしても暑い。 |
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今日は、引き続き、巨大看板を磨いていると、ピンクの半ズボンをはいて、大きなカメラをもった男が、話かけてくる。 ピンクズボン「何してるんですか?」 オジャラ「看板作ってるの。ああ、この店の前にもかけてあるよ」 と、おじゃら画廊の看板を見てもらうと、 ピンク「すっげー」 とニコニコしている。 オジャラ「まあね。」 男は、長いこと、他愛もないことを話していた。 アタシは、ギャラリーの入り口付近で、物凄い邪魔になっている、お粥屋台の説明に入る。 |
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オジャラ「この辺の老人ってさ、みんな、パン食べてるのよ。」 ピンク「ああ、パンが好きなんですか?」 オジャラ「作るのが面倒なのよ。年とってくるとね。アナタも粥屋を始めたらどうかしらね。小さい資本でできるわよ」 ピンク「そうですかね。」 オジャラ「年を取ると、消化する力が衰えてきてね、固くゆでた煮物なんか、内臓で腐っちゃって苦しくなることもあるんですって。だからね、そういう人でも、栄養が取れる粥も出したいの」 人懐こい顔は、老人に親切にできる感じで、きっと、商売は流行るだろうと思った。 ピンク「この屋台で、外でも売れるんですか?」 オジャラ「嫌まあ、イロイロ許可が必要だからね。でも、売れたら楽しいじゃない?下に、プロパンガスの小さいのが入るのよ」 ピンク「へぇー。」 オジャラ「アナタ、商売やりなさいよ。きっと成功するわ。いい顔をしているわ」 アタシは人相見だからね。 ピンク「そうですかね」 男はヘラっと笑う。 オジャラ「出より、入りを多くするだけでいいの。借金をしてはダメよ。手広くしてもだめ、売れる分だけ作って、少しずつ大きくしてゆけばいいの」 |
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男は、28歳なのだという。私が起業したのは32歳のときだった。 まあ、自分で何かをするのであれば、それぐらいの時期が適切だろう。 男は、なんらかを決意したようだった。 オジャラ「あなた、キット、成功するわ。儲けたら、アタシの絵を買ってね」 ピンク笑顔で「はいっ。10枚でも買いますよー」 といって、ニコニコだった。 彼は、アタシの写真を撮っていいかと聞き、アタシは、ネットに公開するときには、メバリをするように頼むのだった。 |
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