◆◆◆ 1753 ★ 粥屋を作る話-2 ◆◆◆

インターネットラジオFM北千住 ときどきゲリラ的に収録・生放送(あとはいつでも見れますよん)

2013.5.11

とりあえず、レシピは、米1に対し、水4に決定。

米の量が増えたときに、調理時間がどれぐらい長引くのかというところと、手持ちの寸胴的な鍋で、1回にどのぐらい炊けるのかという調査をしなければならない。

塩を入れるかどうか悩むわね。

減塩ブームだからね。

入れない方針のほうがいいかもね。夏は日持ちがしないか。

少し入れるか。

本当は、国産の軟水を使いたいんだけどさ。

まあいいよ。あまり、凝るのはよそう。

薄利だからね。

ワタリウム美術館3/23撮影のおじゃらの巨大ポートレート

今日は、粥用の、屋台が届く。

わくわく。

なかなかの美品。飲み友のミキティーが、この前ご馳走したビールのお返しに、コロナを持ってきてくれる。(そういうシステムなの)

そうして、この屋台で、おでんとか、ラーメンもできるとかいう話で盛り上がる。

なんか、イベントが楽しくなりそう。

楠さんの公演のときに、屋台を出そうか。

的なね。

思いのほか、なべ底が浅かったので、粥そのものは、別な鍋で作るという案が濃厚。

フタがないとね。

でもまあ、高さ的には、七輪でも行けると思う。

ああ、ススがでるかも。

カセットコンロでもいいし。

ワタリウム美術館3/23撮影のおじゃらの巨大ポートレート

とりあえず、予定通りの大きさで、あまり大きいのも邪魔だと思っていたので、「オチャッピー12(トゥエルブ)号」と名付ける。

露天営業は、当面保留にして、中華がゆの試作品も作らないと。

原価をいくらにするのかというのも大切。

ミキティに、販売価格は、あまり安いと、続かないよなどと言われる。

なるほど。

参考になる。

別に、絵の道を諦めたということでもない。

粥を煮てる間に、ここで絵を描くの。

と話すと、来た人は、みんな「うん」と頷いて、何事かに思いをはせるのだ。

私の作品に、「借用書を入れた缶」というのがある。

借用書は、近代美術館でもらったメモ用紙に統一されている。

寸借的金額だが、返済されると、カエル柄にペイントされた小さな缶に詰められる。

そうして、私の作品として、ギャラリーに展示されてしまうのだ。

ワタリウム美術館3/23撮影のおじゃらの巨大ポートレート

そうして、その作品を見て、みんなで、笑う。

オジャラ「芸術っていうのはさ、楽しいものじゃないとっていうのが信念なの。少なくとも、見た人の記憶に残らないとね。」

そう、彼らに、昼間、アタシの、「赤いちくわ」を見せた。

そうして、「なんだか解ったら、これ、一個もらえるのよ」

というと、4人で腕組みして考え込む。

よほど欲しかったのかしらね。

でも結局解らずにいる。そうしてアタシに、「なんだか教えてはあげないの。モヤモヤしたものを持ち帰ってね」と誇らしげに語られるのである。汗。

借用書の缶を見たケンチクカの学生の一人は、「なんか、心がズキンときました」

などと語り、私は、「建築は、笑いを取ったり、奇をてらうより、用の美が先にこなくてはダメよ。住む人が使いやすくなくちゃ」

などと解ったような話をするのだった。

ワタリウム美術館3/23撮影のおじゃらの巨大ポートレート

おじゃら画廊

Established 1998 Rica's Bar WEB SITE & Since 2003 Atelier Ojara.
Copyright (C) All Rights Reserved by Rica Ojara.