◆◆◆ 1751 ★ 粥にまつわる話、その-2 ◆◆◆
インターネットラジオFM北千住 ときどきゲリラ的に収録・生放送(あとはいつでも見れますよん)
2013.5.11 粥といえば、ブブールである。 バリ島に住んでいた頃、早朝、市場に食材を買いに行くのが常であった。 冷蔵設備が皆無のため、裸電球で、半露天みたいな市場に、食材は並べられていた。 不衛生極まりないが、かといって、デパートの食品や、スーパーの食品が安全かどうかも、誰にも解らない。 市場で朝に絞めた鳥を買うほうが、よっぽど安全だし、他に選択肢もない。 バリ島の鳥は、ほぼ地鶏状態の放任飼育ということもあり、肉の味がシッカリしていて旨かった。 しかも、あばら骨付きの胸肉が彼らの人気商品のため(理由は、骨ごと丸揚げにして食べるから)、モモ肉ばかり、ゴッソリと売れ残っているところを、アタシがまとめて買い上げるという日常。肉屋のオババは、その肉を、巨大な包丁で、3等分ぐらいにカットしてくれる。 それから、鶏の足の先やら、クビ(アタマ付き)などをおまけにくれるのであった。(本当) |
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そういった、市場ライフの中、入り口付近の、半畳ほどのスペースに、ブブル屋は居た。 雨水のかからない、小さなスペースに、寸胴一個、椅子一個というシンプルな店構え。(店ではありません。) 露天というのが正しい。 看板もない。 30センチぐらいの高さの台の上に、寸胴と、いくつかの調味料の皿を広げたら回転。 バリ人たちは、彼女を見つけると、ブブルを買ってしまう。 汚い雑巾的な布で、バナナの葉ノ表面をひと拭きすると、しゃもじで、2杯の粥をすくい、葉の上に乗せる。 それから、トウガラシとか、コショウ、バワン(小タマネギを油で揚げたクリスピーな品物)、あと、なんだっけな。いくつかの調味料類があって、それらを、客のお好みに応じて乗せる。 |
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私は、白粥派なので、 「ブサル(大) サトウ(1個)」 と言い、彼女が粥をバナナの葉の上に乗せて、三角に包んでくれるのを待つだけ。 調理中にかき混ぜるためか、少しネットリとした感じ。 粥というよりは、超柔らかいゴハンというか、しゃもじですくえる、少し粘りのある食べ物という表現が正しい。 結構な塩味がついている。 自宅に持ち帰り、これに、梅干しを乗せて食べるのが至福の時間であった。 |
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そういう理由から、今日は試作品を作る。 米1合に対し、水4で挑戦。 ネットには水5と書いてあったが、もう少し固く炊きたいからである。 まず、米の重さを検索。 1合(180ml)は、約150g 約5秒。 インターネットって便利ね。 5kgの米で、33カップのお米。 無銭米で2000円として計算。 1カップ60円か。ふむふむ。 知らなかったよ。汗。 今日は、勉強になったわ。 |
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